昨日から、スピーカーに名を連ねているid:takahashimさんに誘っていただき、台湾のオープンソースカンファレンスOSDC.tw 2008に参加しています。鳥や魚やbitには国境がないのに、人間だけに国境がある。そんな中、一番近い、よその国のオープンソースデベロッパーカンファレンスの事情がどうなのか?雰囲気を見たくて。OSDC.twは、YAPC Asia in TAIPEIの後を受けて、開催されることになったカンファレンスで、今回が2回目だそうです。普段は外国語やテクノロジーの勉強する専門学校の教室を使って、休日開かれるスタイル。開催3週間前には満席で、申込みが締め切られていたため、当日アタック!日本でレポートをエントリーすることを条件に、入れていただきました(多謝!)
土曜日の朝の9時から開催だというのに、ほぼ満席。コンピュータが大好きな男の子たちの集まりの雰囲気は、日本と変わりません(苦笑。ただ、全体的に参加者の年齢層が若いかも。日本のカンファレンスよりも、カリフォルニアの風が吹いているような雰囲気。参加者も主催者も、のびのび楽しんでいる感じ。ノートPCを開いている人が9割以上。後ろから見ていると、きちんとメモを取っている人もいれば、twitterやっている人もいれば、gmailを開いている人もいれば、ぜんぜん違うことをしている人もいます。そのゆるゆるさが、心地よい感じです。
雑感:一日目のセッションを聞いて
オープンソースプロダクトorサービスの紹介カンファレンスが主で、自分でコードを書いて動いたものを見せる形のセッションは、最後の2つだけでした。英語も中国語も不自由なので、正確なところがわからないのですが、優秀なエンジニアの勧誘カンファレンスみたいな意味合いもありそうに見えたのですが、本当のところはどうなのでしょうか?
いろいろなサービス、ネットワーク時代のインフラがオープンソース化している時代の中で、これらを支えるエンジニアの数は、世界中でどのぐらい必要なのだろうか?と考えてしまいました。つまり、既にキャパを上回っているのでは?人間のリソースの奪い合いの最前線にいるような気さえしてきます。
プレゼン資料が英語で、スピーチも英語だと、やはり会場のテンションが下がります。どちらかが、中国語だと会場がいきなりフレンドリーな空間に変わります。母国語でのプレゼンは大事なんだと実感。
以下4/12のセッション防備録
- YUI:Yahoo User Interface
- 途中から参加。YahooのWeb APIの説明。「使ったことがある人?」の問いに、2人ぐらいの手が挙がりました。
- Google Gears
- Ubuntsu
- Open Soucsce mobile Solution moblinの紹介と人材募集
- Introduction to Berkeley DB : PIXNET
- RBDMSは、大きすぎるので、Berkeley DBが、Web 2.0ベースのアプリケーションにはいいよというプレゼン
- Hadoop
- Yahoo! Bangalore labから来た人のプレゼン。セッション内容よりも、Yahooのバンガロールラボで動いているマシンたちの写真でどよめきが
- http://hoaoop.apache.org/
- http://wiki.apache.org/hadoop/
- Open Source Tools, Open Data, and Daily Tasks of handing natural Languages
- Lukhnos
- 多言語化について。彼のプレゼンは面白かった!
- DOM manipulation by Wii Remote – the future of media
- 川崎有亮@リクルート
- http://www.kawa.net/
- 川崎さんのプレゼンはid:AmachanがJavaScriptで作ったプレゼンツールへの賛辞から始まりました。英語のプレゼンテーションの中に、Google APIを使って、中国語の字幕が出るプレゼン。ロボットやらWii Remoteやら、ガジェットを使ってのプレゼンで理系男子心をがっちり鷲づかみ。はじめから、笑いの渦!途中動かないところもありましたが、復活。楽しいプレゼンでした。しかし、日本語がちょっとわかるLukhnosと川崎さんだけが、笑いを取りにいくプレゼンスタイルでした(笑
- サイトに上がっているレポートなど
- 私のつたないレポートよりもこちらを!
- http://www.flickr.com/photos/ckm/
- http://kawa.at.webry.info/200804/article_4.html