江青日誌

夢は野山を駆け巡る

[仕事の現場から]目鱗二つ

意志ある物づくりの続き。最近うちの会社の中で教わったことが二つあります。一つは、「デザインクォータリー」という雑誌を昨年創刊しました。で、先ほどの話ではありませんが、出版不況の折、お陰さまでちゃんと読者を掴み、支持される結果を出してます。雑誌メディアってどうよと思っていた自分としては、見るもの系雑誌はまだ行けるのではと、仮説を持つきっかけになりました。編集者の徹底的なこだわりの産物の上に成り立っているのは、言うまでもありません。
もう一つは、出遅れた感があるオンラインメディアのジャンルに、やはり昨年から取り組んでいる人々がいて、やってみるとまだまた我々の会社で勝負できるものがあるということを、日々教えてもらっています。これもこれで目鱗で、まだ自分の中でウネウネ中なんですが、デブサミの次のテーマにしたいぐらいに、未来に希望を感じました。世の中が見えていて、意志がある物づくりをすると、人はくるのだと。逆をいうと、ポテンシャルが下がると、他のメディアよりすぐ、人が来なくなるメディアなのかもと思いました。
チャレンジした人がいるから、分かったこと。立ち上げがどんなにしんどいか、程度の差はあれ分かっているつもりです。だからこそ、勇気あるチャレンジに感謝したいです。