江青日誌

夢は野山を駆け巡る

ブランドを作る現場で思うこと

自分の振り返りとして
私は雑誌の広告営業から社会人をスタートしました。今の会社では、私がはじめての雑誌の広告営業の専任でした。そのころの弊社は、出版社というよりも、マニュアル制作会社が主たる事業だったので、出版部隊の営業を採用していませんでした。面接を受けた段階で、そうなることはわかっていたのですが、採用されたその瞬間から、ずっと毎日毎分、その雑誌の広告売上と媒体認知のアップのための施策について、考え、体を動かすことになりました
途中、左遷に合い、雑誌から外れたとき、寂しさ反面、根雪のように、ずっと施策を考え、動かなければならない状況から開放された喜びを味わいました
まあ、別の仕事には別の仕事なりのサイクルがあり、その大変さはあるわけなんですけど(w

で、今、デブサミをやってます。デブサミは、別の人が考えた企画で、何度も言うけど、自分がやりたくなくて、その企画発表会にずるっこして会社を休んだぐらいに避けていたのですが、なんだかんだと私がやることになりました。その時に、10年やると決めたんです。
ブランドって1年に1回のイベントだけでは出来ないものだと思うし、10年間やっている内に、世の中が変わると思ったんです。そして、きっと10年やると言わないと、覚悟が伝わらず、会社の仲間や会社自体や、もちろん、お話してくださる方や企画を作ってくださる方の真の協力が得られないと思いました
そう決めた2002年の時の私の判断は、手前味噌ながら正しかったんだと思う。今年のデブサミを作る過程は、10年続けるといった自分が上司でした。まだ続くんだけど。。。
さて、その一方で、今年から責任の範囲が広がって、いろいろなブランドの現場を垣間見ています。共通しているのは、そのブランドが放つ匂いや世界観を出せているブランドは、なんだかんだありつつも、市場の認知をつかみ事業として成立していける手ごたえを持ちました。その匂いを放てる源はなんだろうか?それは、やはり、作り手の楽しさ、そのジャンルが好きだからという単純なこだわりがまず源にあり、それがあるからこそ、アイディアが出、情報が集まり、人が集まってくるのだというのを日々見させてもらっている気がします。
とりとめもないけど、なんだかそんなことを考える今日この頃です