江青日誌

夢は野山を駆け巡る

釜石には新しい希望が生まれていました!

釜石に帰りたくなかった理由に、釜石の町がどんどん過疎化している状況を見るのが辛かったというのもありました。通っていた中学校は閉鎖、高校は統合し名称変更、一番大きかったデパートもなくなりました。新日鉄釜石ラグビー部が7連覇したとはいえ、私が生まれてから釜石の町は大きくなることはなく、どんどんシュリンクする方向で進んでいまます。東京にいると、聞こえてくる釜石関連のニュースは、本当に暗くて(苦笑
でも、実際に来て、前の校舎を壊して新しく立て直した高校の校舎を見たり、新日鉄釜石が売却した土地に立つ、地元の人たちが「松倉ヒルズ」と呼ぶ住宅群を見て、希望が町を変化させていることをを感じました。すみ続けて、新しく変わっていくわくわく感みたいなものが、そこにはありました。
市町村の統廃合で町の名前がどんどん変わる中、釜石はどこにも手を組むことをせず今まで着ましたが、いよいよ、隣の町の大槌町との合併話が開始したようです。ただし、この2つの自治体は中が悪い。なかなか話が進みません。昨日、釜石に行ったら顔を出す火の車という飲み屋のママの紅子ちゃんが「遠野とくっついで、遠野市釜石区、遠野市大槌区、になればいい」という新説があることを教えてくれました。
遠野物語の舞台である遠野は、釜石の大槌と反対側の隣で、遠野も市町村の統廃合でどこに組していない状況です。遠野は、江戸時代は南部藩のお城があり、この辺の行政の中心でした。その頃に戻ればいいじゃないかという説。これには、その場にいた大槌出身の友人も釜石出身の友人ももちろん私も大賛成!いっその事そうした方が、これからの釜石に希望が持てるなあと思いました。
そんなわけで、帰ると小さくなっていくだけの釜石を見なければならないのは正直しんどいなあと思っていたのですが、新しい希望がちらほらありました。それが本当に嬉しかったし、帰って着てよかったと思いました。

火の車
住所 岩手県釜石市大町1丁目10-12
電話 0193-24-2240