江青日誌

夢は野山を駆け巡る

YAPCに受付スタッフとして参加してきました

YAPCに受付スタッフとして参加してきました。チケット完売で買うことが出来ず、メディアスポンサーにも出遅れてしまい、関係したくても関係することが出来ない状況だったのですが、竹迫君とGW前に飲んだ時にたまたまYAPC受付の話になり、デブサミで本当にお世話になっている竹迫君に少しでも楽になってもらえたらという軽い気持ちと、YAPCに参加する人達がどんな顔つきをしていて、どういう話をしている人達なのか場を体験してみたくて、YAPCのボランティアスタッフに入れていただきました。以下、中の人にちょっとだけ参加させてもらった感想

  • オーガナイザーの意思

オーガナイザーの意思というか意図というものが、やはりイベントの色を決めるのだということを実感しました。東工大という緑の多い理系男子の学びの場所、イベントのシステム、スピーカーやスポンサーの顔ぶれ。一つ一つにこのイベントの意思を感じました。宮川さんのリーダーシップと視線の置き方にしびれました。その一方で、宮川さんが、来年は誰かやってくれないかなあと言っていた事にも激しく同感しました(w。世代交代は難しいということを実感。相場さん、竹迫君が働き者すぎて本当に頭が下がりました。特に竹迫君にはこんな才能もあったのかと、改めて凄さを実感した日々でした。

バカみたいな感想ですが、本当に理系的に頭が良い人なんだろうなと。その一方で、宗教家的なたたずまいを感じました。ちなみに近くで見ると、このシャツあんまりセンスがよくないなと勝手に思っていたのですが、サイトで見るととてもチャーミング。晴れの舞台でどういうものを着るのがいいか判っている人なのかも!奥さんと来日されていたのですが、カンファレンスの最中奥さんはクロス刺繍をしながら話を聞かれていました。素敵な愛の形だなあと思いました。
ラリー・ウォール講演風景


新緑が美しかった。絵のようだった。2次会で東工大の飲み会の隣になったのが、どこまでがYAPCでどこまでが東工大なのかわからないぐらい自然で、デブコンが良く似合うと思った。こうやって、理系男子達は生成されていくのかと納得。

  • 来ている人達を見ながら

もしかして、アジア最大のWeb Developers Conferenceなのではとオライリーの渡里さんと談笑。ちなみに、ここの市場は、オライリーさんと技評さんが握っているんでしょうか?ちょっとジェラシーを感じつつビューティフルコード (THEORY/IN/PRACTICE)を購入。

    • はてなの近藤さんやシックスアパートに行った吉松君と久しぶりに対面。二人とも元気そうで見ているだけでこちらもうれしくなってしまった。
    • cojiさんがなんてカンファレンスの中継をやっているのか話してくれた。弟子入りすることに!coji推奨キットを売り出せないものかと妄想。
    • スタッフの人達が働き者で気持ち良い!解散するのが寂しい。

    • 技評の稲尾くんと話をした。今業界で一番乗っている編集者ではないでしょうか?編集部ごとうちの会社に来ない?と冗談を言ってみました(w。
    • OSDC.twであった人達との再会がうれしかった。
    • id:Yoshioriが転職したことをYAPC会場で知った(w
    • 残念ながらほとんどセッションは見れませんでした。あとでストリーミングで見ようと思います。
  • 質問をする側に回ると。。。。

途中からスタッフになったため、事前準備の段階で判らないことだらけ。YAPCは、スタッフ間の事前ミーティングをしないのだそうで。飛び交っているメールを解読し、自分なりにまとめ、質問をしていくという日々でした。竹迫君以外面識がない状況の中、こんな質問をして大丈夫なんだろうかとか、かえって私が入ったことで、足を逆に引っ張っているんじゃないかとか、途中かなり不安な気持ちに。もちろん質問をするたびに、辛抱強く丁寧に答えて頂いていました。それにも関わらず、YAPCで起こると仮定されていることが全部理解しているのか、前日まで不安でしたし、質問し続けることが果たしてどうなのか不安でした。振り返ってみると、私自身は、会社の中にいると社歴も長いこともあり、質問される側であることが多いわけで、会社の中でも質問できない雰囲気を作っていないか、質問されたらちゃんと私は答えているかとか、そういう気づきをもらいました。

  • 会社の仲間に本当に支えられているんだなあと実感

受付の仕事を通じて、いろんな人の働きがあるからイベントとして成立することを再認識。日曜日によっしーに手伝ってもらいつつ懇親会用の付箋をidカードに貼ったり、夜中に受講者リストのアップデートをしたり。途中涙が出そうでした。こんな作業の繰り返しなんだよなと思いながら、事務局作業の負担を減らせないかと思いました。

  • 懇親会で人材募集のスピーチ&書籍プレゼント大会の場を頂いた!

久しぶりに、弊社の情報システム課に採用枠が出来、募集をするところなのです。YAPC参加者に呼びかけたいとつぶやいてみたら、場を与えていただきました(多謝!)うちの会社は、出版社だけどECサイトもWebメディアも自作して運用しています。中の人になりたい方!是非応募ください。codezineのサイトに募集が載る予定です!書籍のプレゼントじゃんけん大会も急遽開催させていただきました。喜んでもらえたかなあ?もって行った本はこちら
ジェネレーティブプログラミング (IT Architects’Archive CLASSIC MODER)10日でおぼえる Ruby on Rails入門教室BEST SOFTWARE WRITING
実は、今年は今の自分が企画しているイベントのスタイルが果たしてこれで良いものなのかベンチマークする年だと思っていて、osdc.twに行ったり、1000speakersに出てみたりと、出稽古中なのです(本当はJava Oneにも行きたかった(涙))YAPCは、そんなつもりもなく軽い気持ちで参加たものの、数日間とはいえかなりどっぷり漬かる事になり、私にとっては貴重な体験となりました。業界から見たうちの会社のありようを感じることが出来たし。願わくば、来年は、個人での参加はもとより、会社としてもYAPCに関われるようになりたいと思いました。関係者の皆様、お疲れ様でした!参加させていただき楽しかったです!