江青日誌

夢は野山を駆け巡る

北海道いい旅研究室〈第10号〉

北海道いい旅研究室〈第10号〉

北海道いい旅研究室〈第10号〉

北海道に旅行に行こうと思うんですと高橋さんに言ったら、この本を紹介されました(多謝!。一人で作っている雑誌。自分が納得しないものしか乗せないポリシー。サイトで見ると、臭ってきます臭ってきます。本が好きでたまらない人が作っている感じが(苦笑。新刊の在庫がないらしく、古本で買い求めたところ、京都から届きました。こういうのが面白いですね。
封筒をあけての第1印象は、「DTPなんだ〜」「思ったより厚いなあ」「本の雑誌の影響大〜」と言ったところ。コストや利便性を考えればしょうがないんですけど、この手の本は、まだまだ写植でがんばっている本が多いのです。写植ラブな私としては、少し残念*1。書籍は著者のもの、雑誌は編集長のものだと思うのですが、ホント、彼の関心や思想を読んでいるような作りでした。この号だけかもしれないけど、カラーも多くて、採算大丈夫?なんて思ってしまいましたが、既に在庫がないとなると、大丈夫なんでしょうね、きっと。原稿料はただで書いてもらっているとのことなんですが、そうならば、ブログで書いても良いじゃないのと思ったりするわけなんですが、こうやって雑誌に書くのがきっと楽しいのでしょうね。あと、原稿の質がばらばらで、当たり外れが楽しい(笑。醍醐味だー。
温泉が廃業しているニュースが結構載っていて、世知辛いなあとか、ひまわり温泉というバブルの頃に建てられた全く使われていない温泉施設が、民間に業務委託する事になり、コンペに打ち勝ち障害者の人に就労の場を提供して温泉を経営している話に心温まったり、アイヌのおじさんの知恵のコーナーにロマンチックな気持ちになったり、ネタが極地的でディープで読み応えがあります。ただ、なんで、南極の写真があるのとか、そういう事は言ってはいけないんですね、きっと(苦笑。そんなわけで、奥尻島特集号も購入(w。奥尻島にいつかは行きたいなあ。

*1:フォントも数が増えて来て、表現力が増したと思うけど、写植の美しさにはまだまだかなわないと思う