今年ももう1ヶ月強でおしまいです。毎日毎日、席に座る間も、メールを書く間もなく、打合せをやり続ける時期がやってまいりました。そう、私にとって冬至までの秋から冬の時期は、デブサミの仕込みの時期です。道途中ではありますが、やっと、次回のデブサミをやれる気になってまいりました(笑。これも、協力いただいている皆様の御陰ですー。首がまわっていない私を、じっと待ってくださっている方々に本当に感謝です。
さて、デブサミを10年やると宣言した頃の私には「このイベントを真剣にやりたい。日本のデベロッパーが知的に元気になるようなイベントにしたい。主催は一企業ですが、IT業界の祭として、2日間、知のイベントをやりたいのです。是非協力していただけませんか?」とお願いに回る際に、担保に差し出すものが、自分の時間しかありませんでした。当時、会社にも会社の仲間にも、自分は逃げないと言うためには、そして自分を追い込み退路を断つ意味でも10年やると言うしかありませんでした。それだけ、Developers Summitという名前が私には大きすぎました。最悪、弊社の会議室での開催となったとしても、やる覚悟で始めたイベントでした。
そんなこんなで始まったデブサミは、次回で9回目になります。その間、リーマンショックがあり、IT企業の買収でスポンサー企業がどんどん減っていくという事態にも見まわれ、私自身もデブサミの仕込みの時期に、2回手術をしたりと、嬉しいことや楽しいことだけでなく、本当にいろいろなことがありました。
最近は、長く続けていくと、ブランド自身が、最大の営業となる事例を体験しています。例えば、ありがたい事に、講師の方に講演を引き受けて頂き易くなりました。また、全く今までご縁のなかった企業様よりスポンサー頂く時には、今までのデブサミに参加して頂いていた、ないしは、行った方のお話を聞いていただいた方から興味を持っていただいてというケースが多いように思います。
そうそう、ビックニュースとしては、日本工学院の蒲田校の学生さんが、郊外授業の一環で、デブサミのボランティアスタッフとして支えていただくことになりました!!!お話を頂戴したときに、ボランティアスタッフをやっていただくことが、日本工学院さんや学生さんにとって、メリットになるか全く想像がつきませんでした。先生にお話を聞くと就活する前に、自分たちが就職する会社に近い人達の参加するイベントをお手伝いすることで、働くということに対するイメージが具大化すること、ビジネスマナーの実践の場となることなど、就活を本格的に始める前の実施研修として、デブサミはタイミングがとてもいいとのこと。私たちだけでなく、参加される方々にメリットがあるのであれば、是非!ということになり、当日の運営に関わっていただくことになりました。
続けてきたことから生まれるハレーションを味わっている一方で、当日のオペレーションは、一から見直しをしています。今まで変えたいと思っていたけれど、変えられなかったことに手をつけられる喜びを味わってもいます。
本当に、いろいろな人に支えられてできているデブサミ。ふと我に返ると、一体これはなんなんだろうと思います。こちらからお返しできるものはあるかないか、今となっては私にはよく分からないです。それなのに、本当にたくさんの人が、自分の時間や気持ちを差し出してくだっている。。。。この事実に、デブサミを通じて、人間のピュアなきれいな気持ちに触れさせてもらっている気がします。「Life is Beautiful」としか言いようがない気分。
この場を借りてたくさんの感謝を、特に、コンテンツ委員の皆様にお伝えしたいです。サイトオープンまであともう少し、どうぞよろしくお願いします!