江青日誌

夢は野山を駆け巡る

久々の帰省:夢は野山を駆け巡っていた!




デブサミが終わったら帰ってこないか?」という親からの誘いにのって、この週末、釜石に帰ってきました。年末年始やお盆、GWか、冠婚葬祭発生時に帰っているため、何てことない日に用事もなく帰るのは久しぶりのことです。普段は親戚の挨拶をして終わるのですが、今回はせっかくなので、自分の関心の赴くままに街にでてみようと思いました。
一件目は、いつも魚介をお取り寄せしている片桐鮮魚店さんにお邪魔して、専務さんとホームページ談義。片桐鮮魚店さんは、本当に安くて美味しい魚介をいつも綺麗に送って下さるので、とても重宝してます。こんな魅力的なのに、いまのホームページは、情報量が少なく勿体無いといつも思ってました。お話を伺うと、通販のメインはFAXとメールを駆使してお客様とやり取りしており、取引高ははっきりおっしゃりませんでしたが、それなりな数を売られているとお見受けしました。とはいえ、ホームページはこのままでいいとは思っていないので、今が注文の盛りの毛ガニの時期が終わったら、ホームページのリニューアルを実施したいとのこと。試行錯誤の上、効率よくお仕事をされていることが伝わってきました。その上で、新しくチャレンジとして、ホームページをリニューアルされるとのことなので、ツイッタースマートフォンがどんなに便利かデモしたり、地元の方をサイトの更新で有効活用できないかなど、意見交換させていただきました。
2件目は、釜石商工高校に、弊社が今年取り組む「全商物産展2011」*1の出展のご案内に、アポなし訪問してきました。土曜日だったため、職員室には先生が外されていて、どなたもいない時間の訪問となってしまい、用件は果たせなかったのですが、掲示板に貼り出されているさまざまな検定試験の結果に、学校の意気込みを感じられ、是非お仕事ご一緒にさせていただきたいなと思いました。
自分の仕事に関することで、地元の方にコンタクトをするのは生まれて始めの経験!遠く思う故郷ではなく、日常の営みの中で切磋琢磨している現場が故郷にもあることを、ちょこっとだけですが味わいました。これがとても嬉しかったです!
その後、国指定無形文化財黒森神楽が、釜石の宝来館で開催されるため、父に連れられて見に行ったのですが、これがすごいの何の。iPhoneの電波が着ていたら、絶対にUSTしていたと思います。まじで、やばいです。男性の民謡の美しさ。お囃子のけたたましさ。そして踊り!これが、あの辺一体のお囃子の元のリズムなんだと思いました。久しぶりにトランスしましたYO!
黒森神楽が始まる前に、観客の方々と一部屋10人でご飯を食べました。これがまたすごい席で、釜石の山華の雫の社長ご夫妻と、東大の海洋研究所の佐藤准教授のご家族と遠野物語語り部の方々と一緒の席でした(wwww。これで漁師の方と新日鉄の人がいたら釜石地区の多様性が全部味わえそうな場です(苦笑。佐藤先生の研究対象であるぺんぎんの話をお聞きした後に、遠野物語語り部の方が生で何話かお話ししてくださいました。思いかけず、遠野の優しい語り口調で民話が聞けて、幸せな気持ちになりました。
一番上の写真は、私のお雛様。母が飾ってくれてました。故郷は雪があり、寒かったですが、人の暖かさ、脈々と引き継がれている独特の文化と暮らしが味わえて、豊かな気持ちで帰ってきました。若い人がこの地で頑張って生業をつないでいくさまが見れて本当に嬉しかった。そして、父も母も元気でいてくれることの幸せを思いました。

*1:2011年8月、商業高校の「商品開発」の授業から生まれた商品を一堂に会して開催予定の物産展。翔泳社主催