江青日誌

夢は野山を駆け巡る

Qcon Tokyo 2011に参加してきました


Qcon Tokyoに、午前中は受講者として、お昼からは翔泳社の書籍販売スタッフとして参加してきました。震災から1ヶ月の開催。主催者の羽生田さんが冒頭のご挨拶の中で「前日まで開催すべきか悩んだ」とおっしゃっていました。イベンターとして本当によくわかります。でも、勇気を持って、開催を決断したQcon事務局と、このためにわざわざ来てくださったエリック・エバンスさん始め、スピーカーの方々に感謝します。ありがとうございました!素晴らしいカンファレンスでした。
エリックさんのお話は、前提とされるスキルセットが高く、(オブジェクト指向への理解、モデリングの実践、アーキテクチャ設計への理解)その上での、抽象度の高い概念「ドメイン」の話をされているのですが、比喩がとても分かりやすく「マジ者は違うー!」と心が震えました。詳細なレポートはいろいろなところで上がると思うので、皆さんググッてください(笑。そして、本を買ってください(笑
伊藤さんのお話は、伊藤さんから見た、伊藤さんのWeb業界振り返り。正直、Qconの中で伊藤さんはアウェイじゃないかと思っていたのですが、ところが全然、エリックさんの後でも全然伊藤さんは伊藤さんでマジ者味全開でした。
「エンジニアが主役になってもいいとGoogleを見学して思った」「2001年9.11で、インターネットはカウンターカルチャーだったものがメディアとしての側面が明らかになった」「Googleが出来無い事をやる→人へ。ソーシャルへ」「ソーシャルメディアはどこも3.11の震災で落ちなかった」「15年かけてWebは、社会的メディアになった」「2011年、デバイス、メディア、グローバリゼーション10年に一度の変化がやってきた」 などなど、今自分のつぶやいたことを再度拾ってみても、心踊る言葉が並びます。伊藤さんのご実家も仙台とその場で知りました。この1ヶ月の心情を思うと、涙が出ます。その中で、Webを通じて社会に貢献していこうと力強く話をした伊藤さん、素晴らしかった!
午後からは販売ブースでスタッフ業務。Twitterでサイン会を実施して欲しいとid:ryoasaiさんのつぶやきを拝見し、エリックさんと和智さんとQcon事務局にお願いしたところ快諾いただ、急遽開催させていただきました。お休み時間が短くて、次のセッションに影響が出てしまったようで、申し訳ありませんでした。沢山の人達が、楽しそうに本やTシャツを抱えてくれていて嬉しかったです。

DevLOVEのDDD前夜祭でみんなが書いてくれたメッセージを、エリックさんへ一つ一つ和智さん達が通訳して伝えてくれたのも嬉しいことでした!ぱんちゃんを紹介したかったのですが、なかなかタイミングが合わずにいたのですが、エリックさんは「誰がこのイベントをオーガナイズしてくれたの?」「お話ししたい」と何回も言ってくれての実現でした。素敵な人ー。
エリックさん、日本にこんな時期でも来てくれて本当にありがとうございました。何度でもお礼を言いたいです!

QCon Tokyo 2011
「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」