江青日誌

夢は野山を駆け巡る

XP祭り20015で 『「品切れは何故おこるのか?」 科学的に理解したい! 奮闘記』と題した発表しました

2015/9/12に早稲田大学理工学部にて開催された、XP祭り2015に今年も枠を頂戴し話をする機会を頂きました。エンジニアでもない私が場をいただけるのは本当にありがたいことです。
デブサミの頭を張ることから卒業し、出版販売へ社内移動して1年半。準備段階から考えると約2年、その間、私はずっと、デブサミを通じて門前の小僧習わぬ経を読むならぬ、スピーカーの皆さんから耳かじってきたアジャイル開発的考え方を思考のリズムにしてきました。そんなわけで、前回の「組織パターン」で未来をあぶり出す!の派生プロジェクトとして延々と対策している「品切れは何故おこるのか?」 科学的に理解したい! 奮闘記を今回お話させて頂いた次第です。
大規模品切れが起こった時に「品切れって戦地に物資を滞り無く送り続けないとおこるんですよねw」と言われてはっとしました。そうか!店頭はある意味戦地で、そこに切らさず、かつ効率的に送り続けなければならないのだと。というわけで、それから仲間とともに出版物流を研究した記録を今回まとめました。出版業界が長い方には当たり前な話かもしれませんし、ITエンジニアの方には興味を持っていただけるのかわからないのですが、デブサミを通じてIT業界にご縁を頂いた方々に、ちょっと遅い残暑見舞いのつもりで認めてみました!当日は、わざわざこのセッションを選ばれた方々が真剣に聞いてくださって、思いがけないフィードバックを頂いたりして嬉しくなってしまって、本当は公開するつもりはなかったのですが、なまいところをカットして公開することにいたいました。フィードバックを切にお待ちしてます!
今年になって、取次第4位の栗田出版販売民事再生申請、アマゾンの時限再販トライアル、紀伊國屋書店村上春樹の新刊配本、などなど、今までの出版業界のモデルに対するゆさぶりがおこっているように感じてます。この地殻変動のリズムもアジャイルのリズムに加えてしまって、サーフィンしていきたいと思っています。
最後になりましたが、発表の機会をくださった、id:kawaguti さん、発表資料が出来なくて煮詰まっている時に手を差し伸べ、ゼロからイチにする作業をコーチングしてくださった id:hageyahhoo (伊藤さん)、騎郎さん、見守ってくださったXP祭りのスタッフの皆さん(旦那様も含む)、会社の仲間、ポプラ社ロジスティックスの皆さま、お取引先の皆さまに感謝!この御縁は、ヒットでお返しできるように精進いたします!もちろん、NO品切れで!
写真は、恩師伊藤さんとお世話になった本を持ってパチリ!XP祭りは良い感じのゆるさで、その中にいることも含めて楽しい時間でした。ありがとうございました!