江青日誌

夢は野山を駆け巡る

デブサミ2020 14A8「キャリアトランスフォーメーションをみんなで考えよう」を終えて #devsumi

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「 ITエンジニアが、自分のため=チームのため=世のために、わくわくしながら、サービスやシステムをリリースしてくれたら、きっと日本の将来は、ステキなものになっていくに違いない。そのためにはエンジニア同士で、日頃の鍛錬で得たものをシェアし、語り合う場を作るといいのでは?という仮説を立て、2003年に始まったデブサミ

オーガナイザーを卒業したのに、デブサミ2020でどうしても「開発者からマネジメントってどうよ」と、問いかけたくなりました。一番始めに市谷さんに思いを相談したところ、快諾いただいて、石井さん、黒田さんに声をかけてパネルでいこうと話がまとまり、現オーガナイザーである近藤祐子どのにネタを見ていただいたら枠をもらえ、お届けしたのがこのセッションです。

私の黒歴史を少々。20代の頃、新媒体の立ち上げスタッフを、会社を変えて2回経験しました。2回とも創刊から1年持たずに休刊→1社は親会社に吸収されたことをきっかけにメンバーはちりぢりに。もう1社は、主たる事業の打ち切りを事前通告されたことを受け、始めた新規事業だったため、大きな借金を負っただけでなく、3年ぐらい会社のビジネスモデルが定まらず迷走する経験をしました。どちらも、採算分岐はいくらで、いつまでに達成しなければプロジェクトがおしゃかになるか、作り手売り手、経営者すらわかっていなかったプロジェクトに感じました。このことが「マネジメントってなんだろうか」と、考えるきっかけになりました。

月日がたち、アベノミクスの今、同じ香りがあちこちから立ち上がってきているような気するのです。開発者とビジネスサイドでKPIが共有されていない、開発チームとビジネスサイドがOne Teamになっていない感じがプンプン。

Companyは「ともにパンを食べる」が語源。「ともに働き、利益を分配する」という意味です。同じ釜の飯を食う仲間に、無関心でいて欲しくないし、共に働いて得る成果に無関心では、極端な話、大なり小なり、そのチームは『動物農場』化か、『ピーターの法則』に陥るように感じています。

でですね、ITだらけの世の中でプロダクトをリリースするには、ビジネスサイドに開発者もどんどん口を出し、経営判断に参画して欲しくて。そんなわけで、開発者から「起業した」「家業を継いだ」「出世し(て)た」3勇士に登壇いただいて、知見を伺い、開発者の皆さんの背中を押そうと企画しました。

 

www.slideshare.net

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個人的には、市谷さんの「自分で仮説検証を責任を持ってやるには経営者しかなかった」「自分自身を定義し続ける」、石井さんの「会社は自分の人生を越えて存在し続ける可能性がある」「良いチームで働きたい」、黒田さんの「エンジニアはマネジメントに向いている。課題を構造化して言語化する」という言葉にぐっときました。

その後の懇親会では、「ビジネスサイドにも興味を持つように月曜日から行動してみようと思う」「マネージャー考えてみようかなと思った」などなど、わざわざ、聞いた方からフィードバックをいただいただけでなく、「3人の話が面白すぎて、もっと話が聞きたかった」と、たくさんの方から声をかけていただいたので、どこかで再演させていただける機会があれば、お声がけいただけるといいなと今は思っております。(今度は、30分×3人+QAを夢見るw)

 最後に

本当に忙しい中、3勇士が出てくださったこと、場をもらえたことに感謝します。デブサミ2020楽しかったです。翔泳社や協力会社の皆さんはもちろん、関わってくださっているすべての方々の思いがありがたく、明日からの英知をもらいました。私も、自分の現場で、チームのみんなと月曜日からまたジャーニーします!