江青日誌

夢は野山を駆け巡る

お国訛り

岩手県釜石市の生まれである。
私自身はは新日鉄の地元採用の人が住んでいる地域に住んでいて、通常は釜石弁ばりばりで生活をしてた。しかし、ちょっと知的階級的なことに足を踏み入れるなると(例えばピアノや英語を習うとなると)新日鉄赴任組の方々が住むエリアに行かねばならなかった。そこでは、釜石の中である意味特別な地域で、釜石弁が通じないので、できるだけ共通語で話をしていたように思う。なので、勝手に私はバイリンガルだと思っている(苦笑)

釜石を離れてもうそろそろ20年。それなのに、どんどん私の耳は精度を増し、東北出身はもとより、ご両親が東北出身で、首都圏で育った人も、大体のご当地をあてられるようになった。

ある外資系のお客さんで、私と同世代の女性がいた。どう考えても標準語の中に岩手のお国訛りを感じてしまう。あるとき、勇気を出して聞いてみたら、なんと同じ年で隣の宮古の出身だったのだ!きっと、浄土が浜であってたよねと今日もその話をして笑った。

また、私のグループで、どう考えても岩手秋田系の訛がちょっとある子がいた。聞けばご両親が秋田出身だという。2世まではやはり訛がでるんですよね。

そうそう、今、同級生と会社を超えて仕事をしている。そいつも、懐かしい言葉のアクセントを感じるときがある。本人は全く気がついていないと思うけど。。。

大学が群馬県だったので、北関東までだと大体出身県がわかるのだが、それから西は全くわからない。きっと、どんなに西のうどんが大好きでも、私のDNAに刻まれていないからあのだしが作れないように、多分、関西弁の差異を聞き取れないまま私は死んでいくんだろうな(苦笑)

そんなことを久しぶりに考えながら、朝、遠野の民話の語り部のおばあさんの番組を聞いた。

Posted at 01:52 |