江青日誌

夢は野山を駆け巡る

「実践者が投票で選んだ【アジャイル・スクラム】の基礎力をつける本2020」投票結果を発表します!#旅するAgile本箱

こんにちは

2020年、全世界的にメモリアルな年になってしまうこと間違いなしな昨今、みなさん、お元気でいらっしゃいますでしょうか?恐怖に支配されないためにも、今年は「コロナにかからないための対策の年」は当然のこと、裏テーマとして「お勉強の年にする」をオススメしたいです!

そんなわけで、「会社から突然スクラム開発やれって言われたときに読むべき本」というお題で、アジャイル実践者の方々に投票いただいた結果をもとに、70冊弱を貸し出しする「旅するAgile本箱」の2020年版の投票結果がまとまりました!そしてそして、本日から、丸善丸の内本店のコンピュータ書売り場で、なんと、フェアを開催しております!

なかなか、ご来店ください!とは言いづらい状況ではありますが、もし、東京駅界隈にお出かけされる機会がある方は、4/1から約1ヶ月実施される予定ですので、お立ち寄りいただけると幸いです!

それではおまたせしました!

丸善丸の内本店のフェア用に、投票してくださった方の中からお願いし、素敵なPOPを執筆いただいたので、アップしつつ、順位をご報告させていただきます!

旅するAgile本箱2020:第1位から第20位発表!

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

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エクストリームプログラミング

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SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

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アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

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テスト駆動開発

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Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

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エッセンシャル スクラム: アジャイル開発に関わるすべての人のための完全攻略ガイド (Object Oriented Selection)

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アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き

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ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

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アジャイルサムライ−達人開発者への道−

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

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Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

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ユーザーストーリーマッピング

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アジャイルイントロダクション (トップエスイー入門講座)

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スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-

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レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス

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アジャイルコーチング

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トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

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パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

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正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について

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ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」

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アジャイルサムライ』が2019年に続き2冠。めちゃめちゃ強いですね!

ただ、20冊中8冊が、2020年版では入れ替わっています。割と変化が激しい年だったと言えるのではないでしょうか?全部読んでくださった方は、声をかけてください!お話させていただきたいです!

「実践者が投票で選んだ「アジャイルスクラム」の基礎力をつける本2020」POPダウンロード先

もし「職場の本棚に設置したい!」「うちの本屋でもフェアやりたい!」「このPOPををしおり代わりに自分で使いたい!」などと思ってくださった方!ダウンロードリンクはこちらです!

drive.google.com

投票してくださったみなさま、ご協力ありがとうございました!

今回の投票に応じてくださった方のお名前を、感謝を持って記します。○がついているのは、POPの執筆をお願いした方です。2019年度版の投票に参加していただいた方と、2019年旅するAgile本箱を借りてくださった方に呼びかけ、応じてくださった方に、投票いただきました。また、RSGT2020の会場でドット投票をしてくださった皆さんの結果も1人分として、加えさせていただきました。ありがとうございました!

  • RSGT2020の会場でドット投票をしてくださった皆さん
  • 椎葉 光行さん○
  • Kyon Mmさん○
  • 安藤 寿之さん○
  • 高橋 征義さん
  • 西村 直人さん
  • 吉羽 龍太郎さん○
  • 及部 敬雄さん○
  • 関 将俊さん
  • 安井 力さん○
  • 深谷 美和さん○
  • 和田 憲明さん○
  • 細澤 あゆみさん○
  • Yasunobu Kawaguchiさん○
  • 絹川 達也さん○
  • 開原 隆弘さん○
  • 渡辺 知恵美さん○
  • 安田 忠弘さん○
  • 森實 繁樹さん
  • 中野 安美さん○
  • 小林 智博さん
  • 小坂 淳貴さん○
  • 陶山 育男さん○
  • 森竹 泰文さん○
  • 岩切 晃子

全冊揃えてみたくなった方用Fax注文用紙(準備中)

丸善丸の内本店様用の注文書を作りました。丸善丸の内本店さんにお持ちいただけると、全冊購入できます。また、蔵書リストとしても使えます!

旅するAgile本箱イエローページ

本との出会いを創発したいと思って、活動してます。いま、集まりづらい状況ではありますが、職場やイベント会場などに、送料を負担いただき、最長1ヶ月貸し出してますので、良きところでお申し込みいただければ幸いです!

私もまだ読んでない本があるので、2020年中に読もうと思います。良い人生を!

ITエンジニアが選んだ「こどもプログラミング本大賞2020」デブサミ2020投票所分 #devsumi 投票御礼&途中経過発表

みなさま、昨今の状況の中、いかがお過ごしでしょうか?

いつもより長い春休みが、突然始まった、お子さんたちに取り組んで頂くネタとして、blogを書いてます!

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CA Tech Kids School投票所の風景。熱心に見ていただきました!

そもそも「こどもプログラミング本」大賞って?

さて、突然誕生した「こどもプログラミング書籍」というジャンル。今年も日販さんからの要請に応える形で、デブサミが、ITエンジニアの投票所提供スポンサーとなり、今年で2回目になります

⇒経緯はこちら

デブサミ2019の2日目に開催される「こどもプログラミング本 大賞」投票会&品評会で、エンジニアの皆さんからフィードバックがたくさん欲しい! - 江青日誌

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デブサミ投票所の風景

デブサミ2020投票所は、推定投票参加者428人と、昨年の約1.5倍だったとのこと!ありがとうございます!

 なお、「こどもプログラミング本大賞2020」は、デブサミ投票所の結果に加えて、CA Tech Kids Schoolさん(2/22-2/23で投票終了)や、都内の小学校での投票結果をまとめ、5月中旬に、日販さんから大賞の発表があり、全国書店でフェアが開始されるとのことです❤ 

デブサミ2020で、投票が多かった「こどもプログラミング本」は?

日販さんのお許しをいただき、デブサミ投票所で得票が多かった書籍を先出しさせていただきます。投票所で頂いたコメントも併記します。

いつもより長い春休みが突然始まった、お子さんたちに取り組んで頂くネタとして、また、大人の学び直しとして、書店で書籍を手にとっていただけたら、嬉しいです❤

さわって学べるプログラミング図鑑

さわって学べるプログラミング図鑑

  • 発売日: 2019/02/26
  • メディア: 単行本
 
  • 親子でいっしょに遊んで学べる本です
  • 本のサイズ、ギミック的に子どもに楽しんでもらえそう
ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング

ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング

 
作って学ぶScratchドリル (O'REILLY KIDS)

作って学ぶScratchドリル (O'REILLY KIDS)

 
  • 6才のむすめと楽しみながら学べました!
  • 子供はあきっぽい。文が多いのは読まないが、このくらいの文字量はちょうどよいと思う。
  • 動物シールがかわいい!
  •  子どもと遊ぶにはラズパイはテッパン
  •  あまりガキっぽいデザインでないところがgood!
アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム

アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム

 
  • うちの役員にも読ませたい
  • 新人研修でも十分つかえる内容!!
  • アプリが特によい。アルゴリズムをイメージできる(有料だけど)
  •  いつの時代でも役立つベースとなる知識を保護者・教員からしっかりと教えてもらいたい!!
絵でわかるはじめてのプログラミング

絵でわかるはじめてのプログラミング

  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 単行本
 

 

以上、先出し情報でした!

重ねて、投票いただきありがとうございました!

追伸的に、、、ちょっとCM

 『ルビィのぼうけん』シリーズの最終巻が、予約受付中!

なんと、ルビィとともにAIロボットが、学校に行っちゃいます!

ルビィのぼうけん AIロボット、学校へいく

ルビィのぼうけん AIロボット、学校へいく

 

 

併せて読んでほしい 

 

 

デブサミ2020 14A8「キャリアトランスフォーメーションをみんなで考えよう」を終えて #devsumi

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「 ITエンジニアが、自分のため=チームのため=世のために、わくわくしながら、サービスやシステムをリリースしてくれたら、きっと日本の将来は、ステキなものになっていくに違いない。そのためにはエンジニア同士で、日頃の鍛錬で得たものをシェアし、語り合う場を作るといいのでは?という仮説を立て、2003年に始まったデブサミ

オーガナイザーを卒業したのに、デブサミ2020でどうしても「開発者からマネジメントってどうよ」と、問いかけたくなりました。一番始めに市谷さんに思いを相談したところ、快諾いただいて、石井さん、黒田さんに声をかけてパネルでいこうと話がまとまり、現オーガナイザーである近藤祐子どのにネタを見ていただいたら枠をもらえ、お届けしたのがこのセッションです。

私の黒歴史を少々。20代の頃、新媒体の立ち上げスタッフを、会社を変えて2回経験しました。2回とも創刊から1年持たずに休刊→1社は親会社に吸収されたことをきっかけにメンバーはちりぢりに。もう1社は、主たる事業の打ち切りを事前通告されたことを受け、始めた新規事業だったため、大きな借金を負っただけでなく、3年ぐらい会社のビジネスモデルが定まらず迷走する経験をしました。どちらも、採算分岐はいくらで、いつまでに達成しなければプロジェクトがおしゃかになるか、作り手売り手、経営者すらわかっていなかったプロジェクトに感じました。このことが「マネジメントってなんだろうか」と、考えるきっかけになりました。

月日がたち、アベノミクスの今、同じ香りがあちこちから立ち上がってきているような気するのです。開発者とビジネスサイドでKPIが共有されていない、開発チームとビジネスサイドがOne Teamになっていない感じがプンプン。

Companyは「ともにパンを食べる」が語源。「ともに働き、利益を分配する」という意味です。同じ釜の飯を食う仲間に、無関心でいて欲しくないし、共に働いて得る成果に無関心では、極端な話、大なり小なり、そのチームは『動物農場』化か、『ピーターの法則』に陥るように感じています。

でですね、ITだらけの世の中でプロダクトをリリースするには、ビジネスサイドに開発者もどんどん口を出し、経営判断に参画して欲しくて。そんなわけで、開発者から「起業した」「家業を継いだ」「出世し(て)た」3勇士に登壇いただいて、知見を伺い、開発者の皆さんの背中を押そうと企画しました。

 

www.slideshare.net

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togetter.com

個人的には、市谷さんの「自分で仮説検証を責任を持ってやるには経営者しかなかった」「自分自身を定義し続ける」、石井さんの「会社は自分の人生を越えて存在し続ける可能性がある」「良いチームで働きたい」、黒田さんの「エンジニアはマネジメントに向いている。課題を構造化して言語化する」という言葉にぐっときました。

その後の懇親会では、「ビジネスサイドにも興味を持つように月曜日から行動してみようと思う」「マネージャー考えてみようかなと思った」などなど、わざわざ、聞いた方からフィードバックをいただいただけでなく、「3人の話が面白すぎて、もっと話が聞きたかった」と、たくさんの方から声をかけていただいたので、どこかで再演させていただける機会があれば、お声がけいただけるといいなと今は思っております。(今度は、30分×3人+QAを夢見るw)

 最後に

本当に忙しい中、3勇士が出てくださったこと、場をもらえたことに感謝します。デブサミ2020楽しかったです。翔泳社や協力会社の皆さんはもちろん、関わってくださっているすべての方々の思いがありがたく、明日からの英知をもらいました。私も、自分の現場で、チームのみんなと月曜日からまたジャーニーします!
 

#旅するAgile本箱 1周年企画「あなたの好きなAgile/Scrum本」ドット投票結果発表!#RSGT2020

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旅するAgile本箱は、#RSGT2019にサービスを開始。おかげさまで、約10か月で19か所にご利用頂きました。

1周年記念に生まれ故郷のRSGTで、来場者の皆さんに、好きなAgile/Scrum本を選んで投票してもらい、今後の運営に役立たせていただく企画を会期中、開催しました。

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やっとむさんに相談したところ「アジャイルスクラムの経験年数を可視化して投票してもらったら面白いんじゃない?!」とナイスアイディアを頂き、1年生:赤2から4年生:黄色5年生以上:青のシールを用意し、お1人5票のドット投票いただくルールで実施。おかげさまで、2.5日間で636票投票いただきました!

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そこはかとなく、このシールの色から類推されるものがありそうですよね。そこで、シールの色別にベスト5のランキングを作ってみました。

「好きな Agile/ Scrum本」投票結果

f:id:IWAKIRI:20200113124852p:plain 投票期間:2020/1/8-10 / RSGT2020会場内で実施 / 1人5票

1年生ベスト5

01.アジャイルサムライ−達人開発者への道−
02.Team GeekGoogleギークたちはいかにしてチームを作るのか

03.SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

04.振り返り読本実践編 /レガシーコード改善ガイド/アジャイルレトロスペクティブズ

2~4年生ベスト5

  1. アジャイルサムライ
  2. ジョイ・インク
  3. カイゼン・ジャニー
  4. SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
  5. アジャイルな見積りと計画づくり

5年生以上ベスト5

  1. アジャイルサムライ
  2. ジョイ・インク
  3. アジャイルコーチン
  4. アジャイルレトロスペクティブズ / エッセンシャルスクラム / ユーザーストーリーマッピング

総合ベスト10

   01.アジャイルサムライ  
   02.ジョイ・インク
   03.SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
   04.カイゼン・ジャニー
   05.アジャイルな見積りと計画づくり / ユーザーストーリーマッピング
   07.Fearless Change
   08.Team Geek /アジャイルレトロスペクティブズ
   10.アジャイルコーチング / エッセンシャルスクラム / レガシーコードからの脱却 / SCRUM GUIDE

 

リクエスト本ベスト5

  • カンバン仕事術
  • エンジニアリング組織論への招待
  • ガルパン仕事術

五月雨的にやってみた感想

  • アジャイル/スクラム歴別のクラスタが、本を通じて見える化されたのが面白かった
  • アジャイルサムライ」強し!各世代で1位!#RSGT2020にいないのに、角谷さんと直人さんの君臨感を個人的には感じました(苦笑
  • 「ジョイインク」の総合2位はめちゃめちゃうれしい、、、が、まだ、増刷かかってない現実をどう考えるか。RSGTでは、著者のリッチーの来日、安田さんの今回の講演で必読書入りしていると思うのだが、この熱をそれ以外のクラスタに届けるにはどうしたら・・・・。
  • 1年生が「Team Geek」2位、「レガシーコード改善ガイド」4位にしているのが素敵だ。
  • 投票してくれたのは、2から4年生が多かった。このクラスタは「カイゼン・ジャーニー」が3位だけど、他のクラスタは、10位以内に入っていない。見えてくるものがあるなあ。
  • 5年生以上は、独自の価値観がある? 3位「アジャイルコーチング」4位「エッセンシャルスクラム」「フェアレスチェンジ」
  • もしかして、森さん@ふりかえりエバンジェリストのしわざか?昨年のAgile本箱をコーチたちに投票してもらったときに、ランキングに上がってこなかった、ふりかえり本がランク入り。
  • 自費出版本がランキング入りしているのは、技術書の未来を感じた。
  • アジャイルな見積りと計画づくり」「SCRUM BOOT CAMP」の健闘。「アジャイルサムライ」もそうだけど、世代を超えて読まれている本があるのは出版社の人間としてはうれしいこと。
  • テスト駆動系が総じて得票数が少ないのは、今回の基調講演を聞いて空気を読んだのかw
  • 翔泳社→ランクイン最多出版社だった。いい著者さんが弊社で書いてくださるだけでもめっちゃうれしいのに、読者の方に選んでいただきうれしい!社内でシェアさせていただきます
  • 投票している皆さんが、めっちゃ楽しそうだった。設営中、5人ぐらいに「投票しませんか?」とお声がけした後は、自律的に回っていて、リクエストコーナーを作ってくれる人は出てくるはで、さすが!RSGT。名前を存じ上げなくても、コミュニティとして皆さん楽しんでカイゼンしてくれるし、本で盛り上がれるコミュニティ。この場にいることが幸せだった。 旅するAgile本箱を今年もアギレルゴさんのブースで展開していただいたおかげ。ありがたいことです。

 2020年も旅するAgile本箱よろしくお願いします!

今年も、もりもり、あなたの開発現場や、開発系のイベントなどに、段ボール2箱に本を詰めて、Agile/Scrum系の書籍をお送りします。

これから、2019年に借りてくださった方と、2019年版を選んでくださった方に投票いただき、このRSGT会場投票も参考にしながら、入れ替えていく予定です。3月以降、借りたい方は、こちらからお申し込みください。

★貸出フォームからご連絡ください

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScHH6l0-kDjh4lwsl7mRO49riVo0WZ_FJyMT4R7NnRURk27zA/viewform?fbclid=IwAR1f8osp6XvpY9qfXwc1P6j1paiO7W-9D-6h-LcyUjbGcDT2HO89Kx7MtGQ

★貸出予定はこちら!
https://calendar.google.com/calendar/b/1

最後に、RSGT2020に感謝を(⋈◍>◡<◍)。✧♡

RSGT2020めっちゃ元気と知恵をもらいました。スタッフ、スピーカー、スポンサー、からんでくださった参加者の皆さん、ありがとうございました!

そして、2時間弱コーチしてくれた山本雄一郎さん、本当にありがとうございました。今年中に、ふりかえり報告できるようにします!

 

2020/01/10に聞いた「日本にJoy,Incを創る!ぼくらのジョイインクジャーニー 3年間の軌跡」がいい話だったので、書き起こしてみた!#RSGT2020

 「書き起こしてみた」第2弾は、#RSGT2020で ご自身の会社の企業文化を変えてきた7年の軌跡を話してくださった、クリエーションラインの安田さん。ご本人の小第九を頂き、自分の勉強のためにも書き起こしてみました。最後まで読んでいただくと、この話のすごさが身に染みてわかります。読んでくださった方のお役に立てると幸いです。

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初めに 

こんにちは
今日はですね「日本にJoy,Incを創る!ぼくらのジョイインクジャーニー 3年間の軌跡」というタイトルでお話しさせていただきます。クリエーションラインの安田と申します。よろしくお願いします(会場拍手)

自己紹介

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私は、2006年にクリエーションラインを創業して、社長という役割を担ってまいりました。先ほど、ふざけたスポンサーセッションをお聞かせしましたが、今回のRSGT2020では、ゴールドスポンサーとして、参加させていただいてます。現在、140名ほどのメンバーがいて、9割方エンジニアの集団です。事業内容は、アジャイル開発支援サービス業とサブスクリプション事業をやっている「まじめな」会社でございます(笑。

まず、最初に皆さんにお伺いしたいです。

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1つ目の質問は

「あなたは喜びに満ちた人生を送りたいですか?送りたい方挙手を!」

------------ほぼ100%ですね

「『Joy,Inc』を読んだよという方、挙手をお願いします」

------------ほぼ100%ですね(笑→見た目70%ぐらい

今日は講演時間が20分しかないので、『Joy,Inc』の本の内容に触れることができません。皆さん、読んでいらっしゃるという体で、話を進めていきます。ご了承ください。

まず、1つ目の質問に手を挙げていただいた方にお送りしたい一文を『Joy,Inc』から持ってまいりました。

あなたは喜びを選んだ、
それは困難な旅の始まりだと理解して欲しい
人間の行動を変えることが
最も困難な旅のひとつだ。
そして、おそらく、最も実り多いものだ。

-『Joy,Inc』第16章まとめ「喜びのなかへ」より

『Joy,Inc』に出会ってから3年なので、講演タイトルは「3年間の軌跡」としましたが、実は、7年間の改革の話です。この7年間は、困難な旅の話でもあり、実りの多いものでもありました。ここにいらっしゃる方の中で、チームを変えようとされている皆様がやろうとされている、会社の文化を変える孤独な挑戦に、勇気と元気がもたらせることがゴールとして話を進めていきたいと思います

本日のアジェンダ

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7年間を20分にまとめているので、もう少し詳しい話を聞きたい方は、ご依頼ください!本日の話はロングバージョンもありますので(会場から笑いが起こる)

『Joy,Inc』に出会う前の僕ら:最悪だった2013年

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『あなたのチームは、機能してますか?』有名な本ですね。読まれたことがある方も多いと思います。この本の中にある、これまた有名な「機能しないチームの」3角形の図。まさしく以前の僕らは、この機能しないチームでした。

いくつか事象を持ってきました。メンバー30人ぐらいで2013年の話です。本当に思い出したくない過去の話ではあるんですけれど、その時の状況を皆さんの正確に知っていただきたくて、お話しさせていただきます。

  • 社内全体が暗い。全体会議が一番暗い。なぜ、僕がここにいなければならないのかという空気がプンプン漂っている。
  • チーム間のコミュニケーションが全くない。いがみ合っている状態。
  • プロジェクトの大炎上中。恥ずかしい話なんですけれど、夜中の1時2時からミーティングが始まるようなときもありました。
  • 社員が会社の悪い噂をあることないことSNSに投稿する。

本当に最悪な状況でした。
負のスパイラルが回っている感じ
いろいろこの時悩みました。
会社たたんだ方がいいかとまで考えました。

その時を振り返ってみると、原因は自分にあって、だめなリーダー、だめな社長、だめな経営者の典型でした。
目先の売上や利益だけしか見ていなかった。
本質的なもの、大切なものが、全く見えれない状況でした。
ビジョンだとか理念がない状況でした。
そうなるとこういう状況に陥ってしまいます。
この時、私自身深く深く反省し、この状況を素直に受け入れました。ここから、開き直って、良くしていこう、カイゼンしていこう、そこから歩み始めました。

実際、会社の浮き沈みのグラフはこんな感じです

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2006年に会社ができて、ちょっと良くなって、2013年にどん底になります。そこから、いろいろな取り組みを通じて、少しづつ会社が良くなっていくという話になります

『Joy,Incとの出会い:2013~2017

2つ目に、2013年のどん底の時期から、『Joy,Inc』に出会うまでの話をしていきたいと思います
いろいろな取り組みをしてきましたので、すべて紹介しきれません。なので、象徴的なエピソードをいくつかご紹介します。

2015年1月:全社会議

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「人生をよりよくするために」「クリエーションラインでの仕事をより楽しくするにはどうしたらいいか?」を、みんなの前で呼びかけました。
まだ会社の雰囲気はよくない。「社長何言っちゃっているの?」という雰囲気がプンプン漂っている状況。
ただ、自分自身、なんとか会社を少しでも良くなるために、もがいていました。僕が必死になっていた姿を見て、少しずつ、会社の中にモチベーション高く活動するメンバーが出てきた時期でもありました。

2016年10月:ヴァル研究所見学

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ヴァル研究所さんに見学に行かせていただきました。皆さんのなかにも、ヴァル研究所さんに行かれた方もあると思いますが、本当に素晴らしい活動をされている会社さんですよね。私たちも、その場でいろんなことを学びました。これ以降、社内 全部ではないですけれども、付箋を使って可視化する、ふりかえりをするチームが出てきました。

2017年03月:「強いチームの作り方」ワークショップ

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アトラクタの吉羽さん、原田さんにご支援いただいて「強いチームの作り方」というワークショップを開催しました。この時、会社のメンバーは60人ぐらいだったのですが、全員がこのワークショップに参加し、強いチームとは良いチームになるにはどうしたらいいか学びました。すごく良いワークショップなので、吉羽さんにぜひご依頼ください(笑。
ワークショップ効果で、本当に社内のモチベーションが上がり、社内の有志のメンバーがカイゼンチームを自主的に作って、社内のいろいろな問題を解決をする活動がこれから始まりました。

2017年08月頃:『Joy,Inc』との出会い

吉羽さん、原田さんとの出会いがあって、お二人も翻訳を携わった『Joy,Inc』に出会ったのが、2017年の8月ごろになります。本当に素晴らしい内容で、読んでない人は絶対にお読みになることをお勧めします。

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で、本当に小学生みたいな感想なんですけど、「ほんとすごいな」「こんな会社があるのか?!」純粋にそう思いました。一方で、すごい会社、すごい話過ぎて、遠い世界の物語のように感じたのも覚えています。

RSGT2018:2018年1月

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その遠い世界の物語の主人公であるリッチーが来て、講演してくれる!これは行かねばと思い、参加したのがRSGT2018でした。RSGTは初参加で、講演は素晴らしいし、イベント自体とても素晴らしかった。リッチーの講演も心に響きました。

一番印象深かったのは、リッチーさんが、とてもうれしそうに、楽しそうに、ご自身の会社のことを話していたんですね。

その時に僕は思いました「僕は、こんなにうれしそうに楽しそうにクリエーションラインのことを話せるだろうか?語りたい!こんな風にリッチーのように語りたい!」と、強く強く思いました。

RSGT2018の翌週の全体会議でみんなの前で発表した資料がこちらです

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突然ではありますが、全体会議のやり方を大きく変えたいです。
理由としては、もっと楽しく仕事したいです。
やり方を変えましょう。変えさせてください。
まずは、お互いを知ることから始めたいです。

具体的には、全員で丸くなって、リレートーク

今自分が何をやっているのか、今週何をやるのか基本的なことからスタートさせてください。

いう提案をしました

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この時の活動を違う視点で見てみると「チームワークの7つの段階」というフレームワークがあります。ご存知の方も多いかもしれません。
私たちは、Level7「新しい価値を共に生み出す」チームになりたいわけですね
ですが、一足飛びにここに行くことはできません。一つ一つ積み上げていって、初めて到達することができるようになる。
ということで、全員で集まって自己紹介しお互いを知ることから、つまりLevel1から始めました。その時は、カイゼンチームが社内にありましたし、チームビルディングも行っておりましたので、モチベーション高い人やチームも当然ありました。会社全員で80人ぐらいの時期です。でも、「会社全体ではLevel1だよね」と改めて認めて、そこから再スタートしました。

僕らがカルチャーを変えるためにやっていること

これ以降、いろいろなことをやってきました。

Weekly 朝会

f:id:IWAKIRI:20200112120551j:plain先ほど「全体会議」と言ってましたが、それを様変わりさせて、「Weekly 朝会」としました。Weekly朝会は、毎週月曜日、朝10時から11時の1時間使って、チームビルディングを目的とした、全員参加イベントです。この中で行ったいろいろの活動の中から、いくつかご紹介させていただきますと

ふるふるレートーク

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「誰かをふるふるするほど褒める」というイベントで、ほんと、みんなモチベーションが上がるんです。ほめられると嬉しいじゃないですか。あと、誰かが誰かをほめているだけで、心が温かくなって全体の機運が上がっていく、これおすすめです!

リモートメンバーとのジェスチャーゲーム

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ワークショップは、どうしてもオンサイトが一番盛り上がりますよね。リモートメンバーとのギャップが生まれやすい。普段から、富山に拠点があったり、全国各地にいるリモートメンバーとのコミュニケーションをいかに円滑にしていくかという課題がありました。それをこのジェスチャーゲームの中で解決したいという思いがありました。

雑談

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2019年は「雑談」を多く取り入れました。きっかけは、RSGT2019のクロージングキーノートであります、ヤッホーブルーイングさん。彼らは毎日20分間雑談をしている。それをマネさせていただいて、僕らは毎週月曜日の朝30分間、雑談をしています。僕らのやり方は、4から5人の雑談のためのチームを作って、そこにリモートメンバーも入って、雑談をします。

雑談の効果は、いろいろあって、社内のアンケート結果からコメントを紹介すると

  • 雑談で得たつながりが、仕事のつながりになった。
  • 入社が浅い自分を快く受け入れてくれて、滑っても大丈夫な環境を提供してくれたおかげで、勇気をもらえました

つまり、雑談を重ねる中で、チーム間のつながりができり、いわゆる心理的安全性みたいなものが生まれてきているわけなんです。

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弊社では、エンゲージメントスコアを取ってまして、雑談をし始めてから、右型上がりになりました。

Weekly朝会、雑談については、この場で語りつくせないほどあります。絶対に語りつくせないと思うので、雑談をやるためノウハウはブログに上げました(笑。雑談をやるためのノウハウとか、便利なツールなど、全部まとめてありますので、ぜひ、参照いただければと思います。

クリエーションラインのWeekly朝会について
https://www.creationline.com/blog/tadahiro-yasuda/31129

RSGT2019にインスパイアされて雑談を全社で1年間やった結果得られたもの
https://www.creationline.com/blog/tadahiro-yasuda/31156

etc...

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僕らのジョイインクジャーニー未来編

これからやりたいことは、日本のいろいろな会社やチームに『ジョイ・インク』の素晴らしい文化、働き方(XP)を広めたいと思っています。

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クリエーションラインのビジョンは、「IT技術によるイノベーションにより顧客と共に社会の進化を実現する」ことと据えています。
僕たちが持っているITの技術、知識、ノウハウを使って、各産業の方々とコラボして、各産業固有の知識、ノウハウと融合させて、新たな価値を見出していこう。そして、社会を進化させるような製品だったり、サービスを創っていこうということをビジョンとして描いています。

その際にですね、この『Joy,Inc』から教えてもらった素晴らしい文化、働き方を、シェアしていきたいと思っています。

 

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一つの成功事例として、デンソーさんとの取り組みがあります。今、デンソーさんには出資を頂いていて、いろいろなプロジェクトを進めさせていただいています。
2018年から、弊社のある秋葉原のオフィスの1フロアを使って、デンソー、クリエーションライン、協力会社の人たちが20名ぐらいが集まって、開発をしています。
場所を作るにあたって、ジョイインクの思想を多分に取り入れて作りました。このプロジェクトでは、あるシステムを作っており、すでに大きな成果を上げております。それを受けて、他のプロジェクトもスタート。2号棟も2019年6月から稼働しています。

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このような取り組みを、デンソーさんだけではなく、各産業の方々と広げる取り組みをしています。

近日中に、皆様にその話もできるかと思っています。このように、先ほどお話ししたビジョンを少しづつ実現できてきている状況です。

Appendix1:会社の文化グラフ×業績

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一つ持ち帰っていただきたいものをご用意いたしました。先ほど見ていただいた「会社の文化ブラフ(私の主観)」に会社の業績(売上)を重ねてみたらこうなりました。売上データを重ねると、、、、右肩上がり!
どん底の時期に売上が停滞しています。会社の文化が良くなっていくに従い、売上が上がっていきました。利益も同じように成長していきました。
会社の文化が良くなると、チームとしてのパフォーマンスが良くなっていくわけですよね。チームとしてのパフォーマンスが良くなっていくと、良い結果が出てくる。成果が表れてくる。会社の売上・利益がついてくる。私たちは、業績を良くするために会社の文化を変えたわけではないのですが、結果的にそうなったということだと思います。

皆さんが、会社の文化を変えようと思ったときに、いろんな障壁、障害が出てくると思います。その時に、例えば「数字がすべて」という人もいらっしゃるかもしれません。その時に「雑談したい」といったときに、「雑談したい?雑談してどうするの?それで売上上がるの?利益上がるの?」と言われちゃうかもしれません。そういう人たちに、ぜひこのグラフをぶつけて頂きたい。
「クリエーションラインという会社があって、雑談したら、会社の文化が良くなって、売上上がって、利益上がって、みんなの給料が上がったらしいですよ」ということをぜひ言っていただきたい、です。

Appendix2:メンロー、に行ってきました!

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素晴らしい場所でした。ぜひ見ていただきたいです。素晴らしい文化が当たり前にありました。素晴らしい文化ってこうあるべきだなと思いました。僕たちもそうしたいと思いました。

今日は、皆さま方の前で、会社の文化について話をさせていただきました。このような話をするのは、僕自身、初めてなんですね。本当にうれしく思っています。リッチーのように、本当に楽しくうれしく話せたかどうかはわかりませんが、少しでも、皆さま方の力になれたのであれば非常にうれしく思っております。

明日から会社の文化を変える孤独な戦いに、勇気と元気がもたらされたのであれば、非常にうれしく思います。ご清聴ありがとうございました!

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撮影:滝川 陽一氏

講演後:質問/リッチーからのツイート/講演資料

Q「今の安田さんが、喜びを感じる時はどんな時ですか?」

ー 以前との比較にはなるのですが、以前は何故メンバーは会社の方針と違うことをするのか、、とか私の想いとは別の動きをするのか、、という不満を感じることがありました。他人のせいにしていたのです。
しかし、今では私自身のMindが変わったこと、私の想いを伝える機会が増えたこと、社内のメンバー同士のコミュニケーションが増えたことにより、そのような思いをすることがほぼなくなりました。

逆に「何故、みんな私の意図を汲み取って、動いてくれるのだろう?」と感じることが多くなりました。 そのような時に本当に会社を続けてきてよかったなー。喜びに満ちているなーと感じます。

 

 著者リチャード・シェリダン氏から賞賛のツイート!

 

講演資料

www.slideshare.net

原典

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

 
あなたのチームは、機能してますか?

あなたのチームは、機能してますか?

 

 更新履歴

1/13 7:27 ヴァル研さんの写真が間違っていたため差し替えしました

1/12 21:30 著者リチャード・シェリダン氏のツイートを追加しました

2019/11/15開催の「製造業アジャイル勉強会」でいい話を聞いたので、書き起こしてみた!

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第1回製造業アジャイル勉強会のメインビジュアル

製造業アジャイルを語る人は、デブサミ2008のベストスピーカー賞を受賞された、那須ケント・ベックこと咳さん以外、お目にかかる機会がしばらくなかったのですが、RSGT2018に突如現れた半導体アジャイルな人々を見て、「製造業アジャイル」というジャンルが出来つつあることを注目していました。この波の行方を感じたくてblog枠で滑り込み参加させていただき、したためてみました。何分初めてのことで、至らぬところも多々あると思いますが、読んでくださる皆さんのお役に立てれば幸いです。
beyond-hardware-agile.connpass.com

 

 

オープニング:及部 敬雄さん(デンソー

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最初に、、、、この会場は、medibaさんにお借りしています。「medibaなう」「medibaさんありがとうございます!」など感謝の気持ちをつぶやいて頂けるとうれしいです。

さて、製造業アジャイル勉強会に来た人はどんな人か、スマホでアンケートに答えて頂きたく。これに答えて頂けると、スピーカーの人は、どんな人が来ているかイメージが付きやすいので、ご協力ください! 

参加者アンケート結果

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この会を何で開催することになったのか、お話しします。最初に自己紹介すると、及部敬雄と言います。株式会社デンソーのMaaS開発部というところにいます。前職は楽天株式会社にて、今年の7月にチームごとデンソーに移ってきました。ソフトウェアの会社からハードウェア、製造業の会社に移ってきて、勉強しながら働いている状態なのですが、他にも製造業アジャイルをやっている仲間たちと話をしたときに、製造業アジャイルを携わっている人たちの悩みがよくわからないので、やっている人たちを集めてイベントにしたら面白いものになるのではのではと盛り上がり、今回企画してみました。 

製造業でもソフトウェア、アジャイルやらなきゃならないという記事をよく見ます。アジャイルスクラムのルーツは、日本の製造業。そこからヒントを得て、アジャイルが出来、ソフトウェア開発の中で発展してきたのだけど、いままた一巡して、日本の製造業にアジャイルのトレンドが来ていることが面白いと思ってます。その一方で、ソフトとハードの境がなくなっていることも感じています。

「製造業なのにアジャイルやっててすごい」と言われがちだと思いますが、「私たちスゴイ」というところまで持って行きたい!というのが今日のモチベーションです。「製造業なのにアジャイルやっててすごい」という状況をぶっこわすことに、共感してもらえたらうれしいし、共感してもらえなくてもこの場を楽しんでもらえればと思ってます!皆さん「自分たちスゴイ」と思って是非帰って頂きたいです。

 ということで、第1回の講演にここから移っていきます。今回は、7月に開催されたアジャイルジャパンでお話しされた、ホンダの船戸さんの講演を抜粋版で、お話し頂きます。 

講演「製造業と大企業におけるアジャイル開発とそびえ立つ壁たち」船戸 康弘さん(ホンダ) 

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八方塞がりな状態。その中でも一つづつ解決していけばなんとかなる。大切なのは一個目の突破口を探すこと。大企業でもアジャイルの開発は出来るということが今日のメッセージです。聞いて頂いた皆さんが、壁を壊したり、ボトムアップで何かするときに、今回の話が参考になれば幸いです。

1:大企業あるある問題と我々のぶっ壊し事例 

我々の部署は、生産本部完成車技術企画部デジタル領域に位置しています。作っているものは、車ではなく、生産性を向上するための社内向けシステムを作っています。

今のチームは、2018年10月に発足し、社内外18名体制、社内は13名です。こういう風に言うと「ホンダだから出来るんでしょう?」「ホンダさん自由でうらやましい」とよく言われるのですが、現実はそうでもなくてですね(苦笑。

社内の人から言われた「心に沁みる一言」として 

  • 業務でチャットでコミュニティを取っていると「遊んでいるじゃない!!!」
  • 英語でミーティングをしていると「真面目に日本語でやれ!」
  • 最終的に言われたことは「工場の人たちが必死で削って稼いだ1円・1秒を、IT投資が一瞬にして使ってしまう!許せない!」

など、面と向かって言われた言葉です。皆さんの職場は、こんなこと言われたことありますか???? 

自動車の製造にはたくさんの人が関わっています。開発フロー標準化の縛りや、法律も当然準拠しなければならない、それをまとめるためのリーダーがそれぞれにおり、会議が多い、開発は99%ウォーターホール。こういう状況だと、ゴミばっかり作ってしまうことになりがちで、技術的にもフロー的にも文化的にもかなり良くない状況でした。

 我が直面した壁は6つです。

1-1:ソフトウェア開発メンバー不足

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内製したいと思われている方も多いと思います。その一方で、開発できる人がいないので、最初から内製出来ないと思っている方も多いのではないでしょうか?我々も同じ問題ぶち当たり、委託開発にも挑戦しましたが、残念ながらうまくいきませんでした。

いまは、派遣社員と社内公募でなんとか人を確保している状況です。大企業だからか、探せば思わぬところに逸材がいたりするんですよね。趣味でやっている人の中に逸材がいました。

 委託はどうかという話なのですが、今もデザインのところだけ委託でやっています。当初、いろいろな問題が起きていました。レビュープランニングした後に、デザインだけ外注していました。デザインを依頼して1週間で納品されてくるのだけれど、開発チームのスプリントレビューのタイミングと合わない状況になりました。つまり、デザインを反映していないままスプリントレビューし、次のスプリントで一工程前のデザインを反映することになったわけです。

この問題を解決するために、委託会社と一緒にやったことは、スクラムイベントに参加してもらったり、チームメンバーとこま目にやりとりしたりと、やり方をいろいろ変えました。今はより、デザインをブラッシュアップしていこうと言うことで、コンポーネント化などをトライしている状況です。

このように試行錯誤を同じチームとして一緒に動ける委託会社さんや協力会社さんとやれるのであれば、アジャイル開発は可能かなと思えるようになりました。  

1-2:企画書承認の・・・・パワーポイントを作り続けることに 

我々チームが初期段階の頃、バリューストリーミングマッピングをしたときに、開発1ヶ月なのに企画書に3ヶ月みたいな現象が、起きたことがわかりました。どんなシステムを作るかの企画書だったり、予算取りだったり、フロー評価会議を通したり、日程管理だったり、、、3ヶ月間ずっとパワーポイントを作っている人もいました。

よくよく考えると、元々は自動車開発に合わせたフォロー。我々が作っているものは、自動車開発には関係ない部分のソフトウェア開発だから、前提条件にはまっているだけではないかと考え、それぞれ対策していきました。

  •  企画書→インセプションデッキにして、1日になった
  • 予算取り:内製化にすることで、一括で企画してまって、こま目にアプリケーションをリリースし、予算取りの報告回数を減らした
  • 評価会:社内フロー回避すればイケた
  • 日程管理:カンバンなどいろんなところで見える化回避
  • 情報共有化会:結構やっかいで後ほど話します
1-3.社内フローをどう回避するか??? 

開発フェーズでできあがった成果物を評価して、次の開発フェースに行くために、大量の資料作成が発生します。社内フローはなぜ必要なのか?を考えてみると、これも企画承認のときと同じように、元々は、自動車開発のチェックフローから始まっている訳なんですけれども、自動車会社であっても、自分たちの作っているのは、自動車ではないので、社内の今あるルールを守らなければならないという前提条件にはまっているだけなのではないかと気が付きました。

というわけで、どこまで社内フローに乗っ取らないでやっていけるのか、やってみました。そうすると、 

社内フロー回避できるかチャレンジ

  1. エクセルマクロ・バッチ
  2. 卓上でWebサービスを立ち上げる→ここから始める
  3. サーバールームを使う→ココは大丈夫だった
  4. クラウド化→ここから社内フローを通さなければならないことに 
1-4.マネージャーの理解

このプロジェクトを始めるとき、マネージャーの理解が得られませんでした。解決策としては、気にせず始めた(会場笑

そして、結果が出始めると後押ししてくれるようになりました。 

1-5.他部門との関係性


組織が大きくなってくると、部門の実績の主張、予算取り、評価者の声がけっこう気になってきます。システム部門もそうで、部門の評価を気にしすぎてしまい、いつしかユーサーって小さくなってしまっていることになりがちです。これらは、すべて、マーケット課題だと思っていて、チャンスだと思いました。大企業でもしプロダクトオーナーやスクラムマスターをするのであれば、製品だけではなく、そういう企業の「ヤバイ」部分にも爪痕を残しておくといいことがあると考えました。つまりは、「関わる人全員に価値を届ける」という持って取り組むといいと思いました。

「現場」は、早く帰れるようになってうれしいし、「現場のマネージャー」は、自分の工場が社内で注目されたり、労働環境が良くなってうれしいし、「我々のマネージャー」は、現場に貸しを作れてうれしいし。そんな感じでみんながハッピーになる価値価値を提供することが重要だなと思いました。これをやることによって、スクラムチームがより効率よく働いて生産性が上がることをイメージし、「誰に」「どんな価値を提供するか」を一つづつ提供することが大切だと思い至りました。

1-6.1日1クレーム問題→気にせずすすめる

大企業の規律とか風土とみたいなものを、ネタとしてみんなでWikiにまとめたりしています。例えば

  • はみ出すな。おやつのスペースを勝手に使うな
  • おやつ神社に人が集合すると、目立つからやめろ
  • モニター電源、2分ぐらいですぐ消せと言われる
  • 通路にはみ出してミーティングをしないこと
  • 事務所で作業着を着用すること(笹さんは作業着を着なくていいと確認して、着ていかなかったら怒られた)
  • ディスプレイはいくらしたんだ!購入するなんて、聞いていない
  • 社内で非公認なwifiがあるようだけどコレは何だ!→野良wifiを立てていた人がいた。自分たちのチームに疑いを持ち怒られた(当然、自分たちのチームには犯人はいない)
  • 付箋を使っていると→仕事とは何かについて説教された

みんな偉そうなんです。工場の人もITの人も(苦笑。

2.チームの軌跡:短縮版 

アジャイルを始めたきっかけは何かというと、現場のスタッフの困りごとを解決するアプリを1人で片手間で作成したことからでした。現場の人たちが残業時間に、データをポーティングしていたのを見て、データベースからデータを取って、Webで可視化する簡単なアプリケーションを作って見せたところ、現場のスタッフの人たちが「わーい、わーい」と喜んでくれました。そしたら、現場の人たちが「作って作って」と作業が滞ってしまうぐらいバックオーダーを抱えてしまい。。。。。直属のマネージャーに人数を増やして大きくしていったらどうかと提案したのですが、はじめは反対されました。

そんなとき、現場のマネージャーが「こんなに現場が良くなっているいるから人数を増やしたらどうだ」と、直属のマネージャーに話をしてくれて、メンバーが増えることになりました。 

一人からチームに変わるわけですが、ここからもいろいろ問題が起きました。まずは、エンジニア問題。委託で人を増やしたら、社内のシステムが特殊だったことと、私のやろうとしていたアプリエーションの開発スキルにマッチする人がいなかったため、システムが出来なかった。 委託先の会社の中でスキルが合うエンジニアを確保してもらい、ホンダのある栃木と大阪の2拠点で開発をすることになりました。

そうすると、今度は、委託会社の中で、内紛状態がおこり大変なことに。原因は、委託業者内のコミュニケーション不足。フロントとバックを拠点を分けて開発していたのですが、その責任区分がもめ事を生んでいました。でも、委託業者内のことなので、問題が勃発しても自分は何も出来ず。そこではじめて、内製開発をはじめることを決意しました。

やってみると、ものが出来たけど、ゴミばかりになってしまっていた。現場の言うことをそのまま作ってもいいものは出来なかったですね。現場のユーザー自身も、本当に欲しいものは何だったのかよくわかってなかったと思います。そこから、現場と一緒に「インセプションデッキ」をやったり「ユーザーストーリーマッピング」をやったり「デザインシンキング」をやりながら、少しづつ本当に欲しかったものは何か、考え作っていくようになりました。 

それだけではなく、エンジニアとユーザーが交流を密に持つようになって、プログラミング体験をしたりしながら、お互いの理解を深めるようになりました。こういうことを繰り返すことで、やっと使われるものが出来きてきました。1年ぐらいかかって、やっとチームが動き始めまた感じです。 

3.これまでの成果と今後の課題

たまたま同じようなアプリの仕様のもので、バリューストリーミングマップを、1年前と今でやる機会がありました。比較してみると、リードタイムが70%減!主に企画の時の時間が減っていました。

今後の課題としては、2つあると思っています。

3-1.技術力があまり高くない

チームメンバー自身も認識しているところが救い

  • ラーニングセッション 2wに1回
  • モブ
  • ワークショップを週1程度開催している

かなり教育に時間をかけて、技術力アップに努めています

 3-2.チームが大きくなり、他部門に巻き込まれることも増えた
  • IT部内(開発チームの一元化?)
  • 全体最適的の話(その裏には派閥?)

良くない傾向だと思っています。我々のチームの課題をぶっ壊すため計画中で、来年の暖かくなる頃には結果がわかっているはずです。

 

4.まとめ 

一つづつの解決して、突破口を見つけるとアジャイルを導入することは出来る。大切なのは一つづつの積み重ねだと思っています

そんな、順調に進んでいるところで新たな問題が発生しました!「予算削減」からの「チームシュリンクの危機」の波が来たのですが、現場の人たちがお金を出してくれることになり、チームが存続することになるという事件がありました。

ちょっと前の現場の人たちは「IT投資にお金を使いたくない」と言っていた人たちでした。その人たちが、我々のためにお金を出してくれるようになった。信頼を取り戻して、仲間が増えていきました。

仲間が作ることで、定型的な日本の製造業が変わっていけばなと思っています。みなさん、製造業な方も、製造業じゃない方も、一緒に製造業を盛り上げて、日本を楽しくしていきましょう。 ありがとうございました。

5.個人的に印象に残ったQA :[司会]笹 健太さん (クリエーションライン)

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左:船戸さん、右:笹さん

車の開発にアジャイルは使えますか?

アジャイルの定義が何かにもよりますが、近しいことは出来ると思いますただ、皆さんが想像しているアジャイルとは違うと思いますけれど、仕事の進め方とか、スクラムっぽい感じで問題を捌くことは出来るかと思いますが、金型など、リードタイムがかかるものがあるので、ハードをユーザーの要望に応じて毎週変えていけるかというと、多分そういうことには今はならないと思います  

 

どうしてバリューストリーミングマッピングをやってみようと思ったのでしょうか?

アジャイルコーチとして支援に入ったときに、現場の状況がわかってなくてスクラム導入支援やるのも抵抗があり、どこに問題があるのか現状を理解し納得して次に進むために提案させていただきました。(笹さん) 

 

ホンダさんの元々いた人たちも変わってきたことがありますか?

ありますね。現場の人たちもアジャイルなやり方に慣れてきて、企画書を作らずにいろいろなシステムが出来たり、フィードバックをもらうときにも言ってくれるようになった。ITに対するスタンスが変わってきて、ITを活用しようとする意識になって来ているのを感じる。はじめの頃、インセプションデッキをユーザーさんと一緒に作ろうとすると「なんで、俺らもやらなければならないのか」という人がまあまあいたように感じていたが、この頃は、一緒にやることに抵抗がなくなってきたように感じています(笹さん)

 

 はじめに現場の困りごとのアプリを作ったときの契約形態と予算の付け方などを教えてください

当時、自部門の予算として、他部門のお助けをやっていた。一人で片手間に作ったので、予算は工数のみ。カイゼン工数だけ。今は、オープンソースの組み合わせで大体できるので工数はかからない。何でやろうと思ってかと言うと、これ簡単に自動化できることは自分にはわかっていたので、やったら、喜んでもらえるかなと思ってやった。  

 

システム連携は(販売・購買など)?

システム連携はまだしていない(販売・購買など)システム連携をすると、連携先との調整が必要なので、まだ出来ていない状況。品質の担保は最近、TDDをはじめた。

 

ホンダのわいがやの製作体制は死んでしまったのでしょうか?

死んでいないとは思う。どこかでやっているのではないか?自分の周りで言うと、モブでガヤガヤしていると怒られちゃうところは残念 。

 

社内の浸透度

部長までは巻き込まれている。OSSを使うことはOK。 価値をどんどん提供してお金を増やす。人が確保するために、予算を取るときに、人員計画など年に1回そこはしっかりやっている 

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6.プロフィール

船戸 康弘

本田技研工業株式会社

スクラムマスター

2006年本田技研工業株式会社入社

生産技術開発部門で生産ロボットシステム開発を経験後、データサイエンス領域を担当。画像処理やテキスト分析を中心としたデータ分析業務を経験。現在は、アプリケーション開発チームを立ち上げて奮闘中。 

 

笹 健太

クリエーションライン株式会社

アジャイルコーチ

2018年にクリエーションラインに転職し、DevOpsチームに入る。他社のAgile・DevOps導入支援を通じて、変革のお手伝いを行っている。前職ではScrumを採用した開発を実施していた。認定スクラムマスター(CSM)、認定LeSS実践者、DASA DevOps Fundamentals。

 

謝辞/雑感

  • 一般枠がいっぱいで補欠枠にいたところを、スタッフのさとりゅーさんに声をかけていただき、blog枠で申し込ませていただきました。 さんくす!さとりゅー♥ 
  • 初めてのことで、座った席から取る写真だと、編集してもこんなにひしゃげてしまった(スマソ)
  • 船戸さんのチームをアジャイルコーチとして支援されている、クリエーションラインの笹さんのショートセッションは、筆舌に尽くせないほどスゴイだったので、お知りになりたい方は、是非直接、笹さんにお話を聞いて頂ければと思います。 
  • 書き起こしのため、何度も何度も聞き直しましたが、そのたびに、勇気づけられる言葉にしみじみ。話してくださった船戸さん、企画してくださった、及部さん、笹さんはじめスタッフの皆さんに感謝します。読んでくださる皆さんのお役に立てるといいなという願いを込めて、ポストします!また、誤字脱字や認識違いがあれば、お知らせください!

最後に、、、、次の製造業アジャイル勉強会が開かれるといいなと期待を込めてつぶやいておきます(笑。

おまけショット

講演後のOSTのお題。みるみるうちに集まった!

OST、みんな楽しそうでした。

久しぶりに会った友人たちをパチリ!

ありがとうございました!


自宅の車庫にオープンした「箱庭ライブラリ」8/20で3年目に突入 @hakoniwalibrary

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2017年8月20日に、自宅の書庫に旦那様に作って頂いた書箱を置いて、自称地域イチ小さいライブラリを立ち上げ、お陰様で丸2年がたちました。2年間で、延べ303冊、月平均12.6冊借りて頂いている格好です。60冊弱しか入らない本箱なのですが、人通りが多いのと、本箱内に寄贈本が置いてくださる方がチラチラいらっしゃるおかげで、リフレッシュ感が出て、覗いて借りてくださる方がいるのだと推測しています。借りてくださる方!寄贈してくださる方!本当にありがとうございます!

その一方で、寄贈頂くのはうれしい反面、趣旨と合わない本も多くなり、悩んだ結果、こちらで処分させて頂くことを本箱内に記載させて頂きました。ご理解頂ければと思います

箱庭ライブラリ貸出推移:8月起算

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2018年8月から2019年7月までの貸出記録

  • 月平均貸出:10.3
  • 年間貸出点数:68
  • 貸出中ないしは行方不明:13 

2018年8月から2019年7月までの貸出ベスト5 

貸出ランキング1位『漫画 君たちはどういきるか』3位『90歳何がめでたい』など、人気の本が上位に入る一報で、義理の母が自費出版し今回寄贈してくださった『こうたろうとももかとチョコレート』がどうどうの2位!。見たことがない本を探している方がいらっしゃるのでしょうか?または、『はらめこあおむし』『おやすみのまえに』など絵本は鉄板ですね(^_^)。子どもがいないので、絵本持っておらず、ココは子育てが終わった方々の寄贈や推薦に期待したいところです!

また、寄贈頂いた本が3冊、ベスト5に入っていました。『分身』『おやすみのまえに』ありがたいことです

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

 

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『こうたろうとももかとチョコレート』

作者:やすいわかこ

出版社:幻冬舎ルネッサンス

英語でもよめるはらぺこあおむし

英語でもよめるはらぺこあおむし

 
九十歳。何がめでたい

九十歳。何がめでたい

 
方丈記 (小学館文庫―マンガ古典文学)

方丈記 (小学館文庫―マンガ古典文学)

 
おでかけのまえに (幼児絵本シリーズ)

おでかけのまえに (幼児絵本シリーズ)

 
最果てアーケード (講談社文庫)

最果てアーケード (講談社文庫)

 
これからは、がんばりすぎない 40歳からの暮らし替え

これからは、がんばりすぎない 40歳からの暮らし替え

 
分身 (集英社文庫)

分身 (集英社文庫)

 

同点が多いので、5冊以上になっていること、ご了承ください(笑

今後の抱負

最近、車庫に小さい倉庫的な置き場も旦那さまに作ってもらいました

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そもそも、月5人が借りてくださったらいいなと思って始めました。私がメンテナンスをしなくても回ることをいいことに、最近、サボりがちだったのですが、今回、棚卸しのために貸出ノートをじっくり見、本の感想を書いてくださっている方のコメントを読みかえしました。しみじみうれしかったです。気に入っていた本が返ってこなかったり、転売されたような痕跡があり、へこんでいたのですが、この際、本は天下の回りものだと思うことにして、3年目を迎えたいと思います。

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地域の方々と緩くつながることと、本の可能性を60冊弱の本棚から定点観測することをモットーに、引き続き続けていきたいと思います。ぜひ、お近くにお越しの際はお立ち寄りください!