全く本を読めなくなっていた。漫画ですらも。
買ってはみるものの、手にも取らず積読していた。
年末に、年間300冊本を読んでいる方が、2023年で印象に残っている本を紹介しているblogを読んだ。その中から1冊読みたい本が見つかった。物理本ではなく、電書だったら読めたことを思い出し、買って読んだところから、私の読書生活は再スタートした。せっかくなので忘備録的に月1回メモを書いてみようと思う。どちらも続きますように!
『藤井聡太の名言』藤井聡太さんのことをほとんど存じ上げない人が、彼の人となりを知るには、いい本だと思った。
・指し始めたときから、将棋にハマり、家族がそれを支え続けた
・プロになる前までは、負けると大泣きしていて、お母様が連れて帰る時に苦労されたそう
・中学生でプロ棋士に。AIを使い始めたのも中学生の時。それまで終盤が強いが、中盤戦までが良くなく勝率が良くなかった
・今は、何故負けたのか、次勝つために徹底的にふりかえることを重要視している
・中学時代、運動神経は良い方だった
・「人間と勝負したことが奨励会に入るまでなかった人が、プロ棋士になる時代が来るかも」と予想
ということで、あの「あなた何歳なの?!」と問いたくなるような、落ち着いたコメントの裏に、どんだけの勝負にかける思いと研究があったのか想像させてくれる本だった。
社会復帰後の新しい仕事として、弊社の障がい者雇用した方々の後方支援をしている関係で、どんな社会保障の仕組みがあるのか、親はどこまでお金を準備すれば良いのか、イメトレするために読んだ。
結論からすると、筆者の体験された具体的なエピソードのお陰で、だいぶ先までイメージが出来たし、公共とうまく付き合うことの大事さと、今の制度がどうなっているか大まかに理解できた。
あと、障がい者雇用をしていると、ご家族の方とやり取りさせていただく事が多い。親御さんたちがどんなところを不安に感じているかということも具体的にイメトレすることが出来た。読んで良かった。
1月で唯一、娯楽本。ヤマザキマリの本の中で、『ヴィオラ母さん』が一番好き。私の母も、著者のお母様ほど破天荒ではないですが、仕事6割子育て4割と言って憚らない人で、後ろめたい思いをチラシに書いて、仕事に出かけてましたっけ。
『ヴィオラ母さん』がご自身の子どもの頃の家族お話で、『ムスコ物語』は息子さんの成長と家族の話。とにかく、息子さんのバランスの取れた明るさがなんとも素敵でした。
読んでいる時間が愛おしく、まさに読書を楽しみました。