江青日誌

夢は野山を駆け巡る

TechEDを振り返り

企画の前提として

私自身は、Windows3.1がリリースされる時にこの業界に入りました。本格的に、Windows系のdeveloperをターゲットにした仕事をしたのは、『Visual basic Magazine』の創刊スタッフでしたので、業界の中でのオピニオンリーダーが出てくるさまを、割と近いところで体感しながら、仕事をしていました。

VB+NTのソリューションががががーと入っていくにつれ、コミュニティも立ち上がってきました。なんだかすごい盛り上がりでしたよ〜。でも、やややって、マイクロソフトのコミュニティ自体が元気がなくなり、業界のキーパーソンも固定化してきた気がしておりました。

そんな中で、inetajの7月のミーティングに参加して熱気を感じ、もしかして、新しい息吹がここから生まれるかも!と思いました。だから、まじめにミーティングに参加するようになったんです。よくわかりませんが、河端さんからこの企画について、小井土さんと私を中心にやれと言われたわけですが、上記のような自分なりの動機付けがなかったら、きっと断っていたと思います。

企画を進める前に

皆さんから出てきた企画が修練して行く中で、4つの企画を実行することが決まりました。そんな中、個人で活動している人が多そうだったので、inetaj自体をひとつのコミュニティと位置づけ、この中で、教えあう循環が生まれるような企画にしたいと思いました。ひとつのコミュニティに企画をお任せするのではなく、複数のコミュニティが参加してひとつの企画になるように、例えば、アジャイルライブであれば、XPUG以外の方にも是非参加を募っていただきたいと、小井土さんにお願いしました

TechED準備委員会は、河端さん、小井土さん、伊藤さんと、個人で活動している方ではなく、コミュニティの組織基盤の中で活動を今までやったことがある方を推薦しました(まあ、河端さんに言っただけなんですけど。。。)そして、お忙しい中、快く受けていただき、いろいろありましたが、連携を取りながら作れたことを事務局の皆さん+長崎さん+3人の準備委員会の方にお疲れ様でしたといいたい気持ちで一杯です。

また、いきなりTechEDデビューのハードルは高いので、マイクロソフトさんからのTechEDで求めていることと、inetajの皆さんのポテンシャルが乖離しないように見守ろうと思ってました。ただ、途中から逆に長崎さんがいろいろ気を配って、両方伸びるシナリオを提案してくださっているのがわかり、私の危惧に終わりました。そんなわけで、長崎さんが担当で本当によかったなあとシアワセなめぐり合わせに感謝しながら作っていました。

コンテンツの位置づけ

  • 処方箋+ネタ披露大会

ここは、東京駅の地下街をイメージしました。東京駅の地下街は、大きな店や小さな店、高級品や老舗のテナントもあれば、安売り店もあります。そんなイメージで、inetaj自体にいろいろなコミュニティが参画しており、その中には、自分しか陥ったことがない悩みと思っていることを解決できる(もしくは、一緒に遊べる、学べる)場であることを、皆さん一人ひとりに語っていただきたいと思いました。

結果的には、そんな感じは出たんではないでしょうか?
隣の会場のことはよくわからないですけど、拍手とか盛り上がっている感じが伝わってきましたし、こちらの会場もメモを取りながら聞いている方も居て、ぶっつけ本番の割には、よく出来たのではないかと思います。

個人的には、ネタ披露の順番を再考すべきだったかなあということと、控え室でもいいから通しのリハーサルをするともっとよかったかもと思いました。あと、自分の司会の腕は、もうちょっとなんとかならんかと深ーく反省しました(もう立ち直ったけど)

とかく、日本人は、デモしか信用しないような印象を個人的に思っています。また、デブサミ2003でアジャイルライブを、JaSST'04でテスト技術者交流会さんがやったテストライブを実際に見た時、とっても盛り上がっていたのでここで出来たら、、、と思っていました。また、.NETでXPなり、アジャイルをやっているところを見たことがある人もいなそうなので、受けるのではないかという予感がありました。あと、小井土さんと福井さんが居れば、もう、、、っていうのもありました(笑)
160人突破はすごいです。お疲れ様でした!

  • パネルディスカッション

PASSJでやっている河端さんのセッションは、もう話芸の達人なので、パネルディスカッションとはこんなものだということを是非、TechEDの参加者の方に見ていただきたかったというのがありました。そして、そのとおりだったことは、参加者の人たちから話しを聞きました。
河端さんが、すごくお忙しいことはわかっていて、途中何度も「やめましょう」と言い掛けたのですが、やはり最終的には、やっていただいたことで、inetajイベントとして形になった気がしています

作っていく過程で

私は、PASSJの事務局をしているので、PASSJのボードリーダーの仕事の混み合いなどは、なんとなくうすうす知っています。誰にどこまでをお願いすればいいかということも、4年もやってますので、なんとなくわかります。今回、皆さんに何をどこまでお願いすればいいのか(それは事務局に対してもそうですが)かなり、迷いながら物を進めていきました。判断が遅くなり、ご迷惑をかけた点もたくさんあったと思います。この場を借りてお詫びします。

身内の話になってしまいますけど、ボランティアスタッフも人が足りないことが前日わかり、PASSJの今井君が人を集めてくれました。また、cbook24.comの石井社長自ら出版社にあたってくれなかったらこの企画は実現しませんでした。本当に今回は最終的に、「助けてー」といったら、皆さん手を差し伸べてくれて、人って捨てたもんじゃないなと思わせてくれるイベントでした。

#でも、あんなに短い間に、小野さんと福井さんが
#PPTのレビューをしてくれているのを見て
#あたしゃ、泪が出ましたよ

また、終わったから白状すると、途中から準備委員会にも相談しないで物を進めていく瞬間も増えてきて、これで失敗して長崎さんや河端さんに迷惑をかけたら、そして、inetajの初めてのイベントなのに一体どうなるんだろうと震える思いの日々もありました。

でも、結果的に一番心配だった集客もそこそこ入り、終わった後のリーダーミーティングで皆さんの顔を拝見し、多分これは成功だったといっていいのかなと思ったんですけど、それで良いんですよね?

今後について

前にも書きましたが、出版社の視点としてinetajの今後にすごく期待しています。
その一方で、まとめて行く難しさも今回フロントでひしひしと感じました。

ただ、それで何もしないのはもったいないと思います。今後、本業に戻りたいと思いますので、どこまでinetajに関われるかわかりませんが、とりあえずこのポテンシャルのまま、面白いことを皆さん次々に世に問って欲しいと祈っております。

私自身、とても勉強になりました。
かかわったすべての方に、ありがとうございましたと言いたいです。