江青日誌

夢は野山を駆け巡る

母親にならない人生

一年に数日、母親にならない選択したことを、とてもとても悔やむ日がある。頭で悔やんでいるのではなくて、本能が悲しんでいる感じ。そういう日は、ふて寝するしかない。
私の母は、すごく仕事が大好きで、父に「会社のお嫁さん」と言われていました。自分でも、「仕事6割子育て4割で生きている」と当時小学生だった私に公言していたぐらいです。
その母が、私が二十歳になって「人生でよかったことは、仕事より何より子供がいてよかった」と言ったとき、第1回目の子供を生まない決意をしました。
そんなことを思い出したのは、今年から幼稚園に行った息子さんが、お母さんと別れるんで泣くというマイミクさんの日記を読んだからです。母がそんなことを大人になってから言うのであれば、私も寂しいって、そんなに小さい時からいろいろ我慢させるなよって泣けばよかった。そしたら私も人生の何をおいても母親になっていたかもしれません。
でも、まあ、これから目くるめくロマンスが展開され、高齢出産にチャレンジするかもしれないし(それはないな、きっと(苦笑))、決めたこの人生、今のままでも十分楽しいので、この調子で生きていけたらと思っております。ただ、私が出来る範囲で、未来を担う人たちのために、税金を払う以外で何かが出来るといいなという思いを漠然と抱えながら、仕事をしている今日この頃です。