江青日誌

夢は野山を駆け巡る

ダライ・ラマ14世生誕70周年

今週は、そんなわけで、いろいろな催しがされているようです。私は、相田みつを美術館の「チベット曼荼羅の世界」展に行ってまいりました。これは、7/2〜7/10まで実際のチベットの御坊様が砂曼荼羅を作られ、そして、隅田川に流すという一連の流れを一緒に見ることが出来るというものでした。空気が浄化されるような思いがしました。
そこでやっていた「ダラムサラ2002」というドキュメンタリー映画に泣かされました。恥ずかしながら、中国の支配下にあるチベットの状況がどういうものか知らなかったので。チベットでは、チベット語も文化も全て使ってはいけないので、子どもを亡命させ、インドにあるチベットの全寮制の学校に入れるのだそうです。そうすると、きっと子どもは親にはもう一生会えないでしょう。画面に映っている子どもたちの中で、凍傷で傷がない子どもはいませんでした。涙が止まりませんでした。
そんな中で、ダライ・ラマ14世は、とてもチャーミングなおじ様として、インタビューに出でいらっしゃいました。チベット人には、自己嫌悪という言葉がないのだそうです。自分を過大に期待しないから、自己嫌悪にならないのだろう、と笑いながら答えていらっしゃいました。とにかく、お話が深くてユーモラスで、もっと聞きたいぜーと切に思いました。本だけでなくて、やはり、あの素敵な声とともに、お話を聞きたいと思ってしまいました。
寄付付のCDをゲットしたので、今日はこれを聞きながら、一日を過ごしたいと思います。