江青日誌

夢は野山を駆け巡る

エンドユーザーが事例を発表する理由

エンドユーザーさんに事例を発表していただくのは、骨が折れる作業です。エンドユーザーだけではなく、SIerさんやベンダさんの秀悦事例を話していただくのも至難の業です。仕事の現場で「発表して弊社のメリットは何ですか?」と何度聞かれたことでしょうか?とにかく、発表の許諾がおりないのです。
昨日、JUASの細川専務のところに、デブサミのお礼でお邪魔しました。その時、「エンドユーザーに事例を出してほしいと言われてメリットを問われた時、なんと言って説得すればいいのでしょうか?」と、弊社の人間が細川さんに質問をしました。細川さんは「公開したほうが、より自分に情報が集まり、より大きくなれる。成長する。その結果、システムが良くなる。会社に必ずメリットが生まれる。。。とを言うしかない」ということをおっしゃいました。つまり、自分を晒す事でより大きな財産や課題を得ることになるということと理解しました。
これは、今よくデベロッパー系のカンファレンスでほぼ同じことを言っている人が必ずいます。ちなみに、id:Yoshioriくんも、今回のデブサミで同じ話をしてくれていました。自分をさらせと。私自身も、id:hyoshiokさんに、「出なはれ、出なはれ」と説得されて、今回のメディアサミットをやったことで、自分の問題の整理になったし、人に自分の問題を問いかけることで、私とは違うビューの話を聞けて、とても勉強になりました。
そういうわけで、発表することが成長につながるメソッドは、このジャンルにでも使えることを学んだ夜でした。この話以外でも、細川さんのお話は、愉快でアイディアと経験が豊富で、本当に面白かった!
写真は、デブサミ2009の事例発表をid:kakutaniさんとお願いしに行った時の隠し撮り。