江青日誌

夢は野山を駆け巡る

組込みソフトウェアモデリング・フォーラムを開催しました

リアルタイムUMLワークショップリアルタイムUML―オブジェクト指向による組込みシステム開発入門 (Object Oriented Selection)
7/8に品川のコクヨホールで、組込みソフトウェアモデリング・フォーラムと題したカンファレンスを開催しました。弊社から「リアルタイムUMLオブジェクト指向による組込みシステム開発入門」がでたのが2001年3月。その10年後に、著者であるブルース・ダグラスさんをお招きし、1冊目の監訳者である渡辺さんと2冊目の監訳者がである鈴木さんが、壇上に立つイベントができたことを、改めて感慨深く思います。
10年を経て、日本の現状をみると、組込み業界にもある一定程度モデリングが浸透ている一方で、まだごりごり力技で取り組んでいるところもたくさんあると聞きます。コンテンツは、モデリング万歳ときれいごとを並べても意味がないので、理想と現実、苦労話、まだやっていない焦り、などなど、10年の時間が産み出して来たものを振り返りつつ、次に向かう手立てが見えて来る場所にしたいと思いました。幸いにも、監訳者のお二人に加え、アドヴィックスの河野さん、ビースラッシュの山田さん、エプソンの島さんという経験豊富な方々がパネルに出て頂いたことで、取り組みの多用性がにじみ出たのではないかと思っております。当日は懇親会も含めてたくさんの方に参加頂き、ほっと胸をなでおろしておりますが、いかがでしたでしょうか?
講師の方々が、惜しげもなく自分の見知を話していただいたことが嬉しかったです。空気を敢えて読まずに、今ある現実界浪花節あり、正攻法ありで、語って頂いたように思います。始めは硬かった受講者の方々の顔が、セッションを経るごとに、どんどんくだけてきて、目が輝いていたのは、本音の話が聞けたからではないでしょうか?アンケートを見ないと分からないけれども。
個人的には、組込み関連の仕事は久しぶりだったのと、途中集客に苦戦した時に、リサーチ不足から、自分の判断に最後まで確信が持てず、不安だったことが、一番の反省です。もっと、自分、ちゃんと確信を持てるまで物事にあたれ!強くなれ!と思いました。また、チームメンバーと知恵を出し合い、やれることをやり続けたイベントでもありました。そんな訳で、半日のイベントなのに、デブサミ2日間分ぐらいやりきった感があります。支えてくれた仲間に感謝です★
最後に、こんなセールストークの全くない、初心者お断りの技術コテコテのイベントにスポンサーして頂いたIBMさんに感動しています。こんな機会を頂けて本当に嬉しいです。今時こんな剛毅なことはあまりないと思います。次、また開催出来るかよく分かりませんが、もし、チャンスを頂けるのであれば、この経験を生かしてチャレンジしたいと思います。
ありがとうございました!