江青日誌

夢は野山を駆け巡る

VSUG DAY - THE FINALを終えて


2005年11月に活動を開始したVSUG。こちらの運営事務局を設立段階から携わってきましたが、事前のアナウンス通り、2016年3月5日のVSUG DAY-THE FINALをもって活動停止となりました。
最後のイベントになったVSUG DAY-THE FINALは、手前味噌にはなりますが、すごい良いイベントになったように思います。発起人の北川さん、基調講演の井上章さんはじめスピーカーや受講者の人達が、どんなにVisual Studioが好きか、どんなふうにソフトウェア開発に向き合っているのか、想いのたけをVSUG DAY-THE FINALに届けてくださったように思いました。
当初、開催を計画していたスケジュールよりも大分遅らせての開催になってしまい、特に会場提供を頂いたマイクロソフトさんには多大なご迷惑をかけてしまったのですが、その分、コンテンツが熟成し、かつ、タイミングを同じくして榊原さんがMSのCTOのタイトルで登壇いただけることになったりと、このトラップは神様に仕込まれていたのかとも思うほどです。
私個人で言うと、翔泳社に入る前の会社からマイクロソフトさんの担当をやっていて(1993年)、翔泳社に入ってもマイクロソフトさんの担当をつい最近までやっていました。Visual Basic Magazineの広告主の方からの要請で設立されたActiveXベンダ会、マイクロソフトさんからのお声がけで始まった、PASSJVSUGは、設立から事務局として、inetajはVSUGの中の人として設立にかかわらせていただきました。そんなわけで、これで全てのマイクロソフトテクノロジーコミュニティ事務局業務から卒業することになります。途中途切れたりはしつつも、足掛け20数年やってまして、個人的にはプチ定年を迎えた気持ちで、正直ちょっと寂しいです苦笑。
VSUG DAY-THE FINALで発表された、スピーカーの方々の言葉を借りれば「加齢臭いっぱいな」昔話の数々は、いつもコミュニティの方々の発する言葉から「門前の小僧習わぬ経を読む」的に技術のトレンドを勉強させてもらっていた身としてはとても懐かしかった。また、Webの黎明期のコミュニティサイトの立ち上げと運用、イベント、掲示板、規約、収支報告、何よりも関わって下さる方々の思いの調整などなど、コミュニティを運営する上で必要なことを、スポンサーや、コミュニティの皆さんに教わりながら必死に雪かきしていたことをまざまざと思い出しました。人生で初めてやった仕事の多くは、コミュニティの運営から発生していて、会社の中には当時この辺のノウハウがなく、20代後半から30代の私にとっての一番の上司はコミュニティの方々だったと言ってもいいかもしれません。ちゃんとやれたか、今でも思い出すと胸の痛いこともあります。
それでも、VSUGの運営委員の方々と事務局は、大きな揉め事もなく、キャンディーズの解散武道館ライブのようにこの日をむかえることが出来、本当に清々しいことでした。また、当日の運営やっていても、手が足りないところにみんなが自然に動ける人達ばかりで、とても楽しい時間でした。スピーカーや着てくださった方々とも、久しぶりにあっても「ようよう」「やあやあ」でいけるのも楽しい。そうそう、VSUG DAYは大阪での1回を除き全て出ているのですが、最初から最後まで公演を聞いたのは今回が初めてで、それぞれの方々が、今技術をどう見ているのか話をまとめて聞けるのも嬉しい時間でした。
そんなVSUG DAY-THE FINALの場を見ていたかのように、最後のマイクロソフトの伊藤かつらさんから「ぜひVSUGは同窓会やってくださいw」とのビデオメッセージ。VSUGは、Facebookページのみ残し、それ以外は徐々にクローズドしていくことになりそう。同窓会イベントなどを3年後ぐらいに気が向いたらやるかもと、中の人が言ってましたので、VSUGFacebookページに是非「イイネ!」をお願いします!
終わるのに「イイネ!」の話で終わるところがなんとも妙ですが、このまま去るのもお名残惜しいので、ゆるーくむりなく気が向いた時に会えるといいなと個人的にも思ってます。
写真は朝一控室にいたメンバーのみを撮影した運営委員の写真。運営委員の奥津さん、福井さん、杉下さん、新村さん、ちゃむ、沼口さん、原水さん、関くん、フォーラムリーダーの皆さん、スタッフの皆さん、そして、事務局を一番長く担当してくれた伊藤さん、お疲れ様でした!

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VSUG DAY -THE FINAL-&「VSUG新聞」(自主制作版)を大野さんが作ってくださいました!