江青日誌

夢は野山を駆け巡る

人の心はお金では買えないことを再度学ぶ

今回、和田さんとid:amapyonさんにデブサミを手伝って頂くことになりました
和田さんとは、id:akonさんから声をかけていただいたトヨタの工場見学の時に初めてお会いして、デブサミの紙袋を持っていてくださったのを覚えています。その後、東京に戻ってきてからの打ち上げで、トヨタ生産方式を題材としたムックを出したいという企画をいただきました。そのときの和田さんは、トヨタ生産方式を導入することでこれでITの現場は変わるんだ!、という確信のオーラに満ち満ちていました(w。頂いた構成案は、すごい頭の良い人が筋の良く立てた企画であることは、一見してわかるものではあったのですが、まだトヨタ生産方式でIT化した実績が無い状況で出すのは難しいと弊社側が判断し、お蔵入りになりました。2005年の夏の話です。
今年のオブラブで、和田さんのプレゼンを聞きました。富士通内の事例を引っさげで、堂々とプレゼンをなさって居る姿を見て、おおおおお、機が熟した!是非、今回は和田さんカットでデブサミを作って欲しいと思い、お願いしに行きました。ちょっと、虫が良いかなと思いつつ、そして、和田さんがお忙しいことを知っていながらのお願いで、少々気が引けたのですが、快諾いただきました。ありがたい!
実は、和田さんとは同じ歳。失礼ながら、何かにがががががーっと妄想するには、我々は歳を取りすぎているのではと思っていたのですが、一人の社員の狂気が大企業を動かした例ですね。すごいことです。
奈良にある松下資料館の話になりました。松下幸之助が確か昭和15年にやった経営会議の一部がビデオとなって残っています。10代後半から20代前半の社員達が、我も我も「僕達はこれをこういう風に売る」と演台の上に立って、自ら話をしている映像です。人の気持ちは、本当にお金では買えないと常日頃思っているのですが、それが良いほうに出た典型的な例。社長の話に感化して、自分はこういう仕事をやりたいとみんなの前で言いたい!という社員がたくさん居る会社、、、その放している映像の力強さの前に、思い出すたびに涙が出ます。なぜだろう、人前でここ10年ぐらい泣いたことが無いのですが、和田さんとその話をしていたら、急に涙が出てきました。餃子屋で、良い年した男女2名が松下幸之助の話をしながら涙する、、、なんて、なんか変だけど(w。
さて、話をデブサミ談義の時に戻すと、和田さんという行司が居るところで、あまのさんとペアプロしたみたいな気がしました。共通の悩みを見える化したみたいな感じです。あまのさんとは、もうちょっとお話したいなあと思っていると、いつも時間切れになってしまうので、デブサミを作っている間で、彼の魅力に迫りたいと思います!