江青日誌

夢は野山を駆け巡る

星さんと雄介さん

今日は、雄介さんの仲人で、日経BPJavaレビューの編集長だった星さんと、3人で業界四方山話をしました。
私は、大学を卒業してから出版社に身をおいて仕事をしております。20代のころは、海外の媒体資料を調べたり、自費出版をして取次ぎとの付き合いや書店との関係を勉強したり、アメリカの出版社に行ったりして、どうやったら出版がビジネスとして成功するものなのか、特に新興出版社の成功モデルがどうなのか、ひまだったんですね、自分なりに調べて仮説を立てていました。そういう意味では、インターネットの出る前は、世界は単純だったように思います。グローバル2.0の時代。そのときわかったことは、日本のメディアのビジネスモデルが既得権ビジネスであり、それに対してにぎにぎしく思っている一人でありながら、そのモデルのおかげでご飯が食べられているという矛盾した状況にいるということです。
具体的には書きませんが、この既得権ビジネスを一回崩壊したところで、何が生まれてくるのか個人的には興味があります。リクルートはある意味創業時にそれをやったし、やり続けている会社でありますが、インターネットのおかげで、ぜんぜん違う勢力がどんどん壊していっている時代になりました。そんなわけで、メディアの人とメディアの話をするのは、本音を聞きたい半分、あえてしたくないという思いがあります。現実から目をそむけているというわけではなく、ゲームのプレイヤー同士で会話をすることをあえて避けているといった感じでしょうか。でも、今日はそれなりに正直に今思っていることをしゃべったつもりです。
さて、星さんから送られてくるメールニュースをとても楽しみに読んでいた人間としては、今後、星さんがどうゲームに参戦するつもりなのかすごく興味がありました。今日はその種を少し垣間見られた感じがして、ちょっと幸せな気持ちになりました。雄介さんに感謝です!