江青日誌

夢は野山を駆け巡る

人は突然死ぬものだ

昨日、叔父がなくなりました。とても元気で体調管理を怠らない人でした。お風呂に入っている間に亡くなってしまったそうです。
実は、今年3度目の突然死です。一つは、3.11。死ななくていい人がたくさん亡くなりました。たまたまなのですが、震災の2週間前に釜石に帰省していたため、記憶が鮮明で、あの時の元気にお話していた人たちがもう世の中に存在しないということが、東京にいるとよくわからなくなってしまいます。釜石でがれきの中にいると、たまらなく迫ってきますけれども・・・・・。
2回目は、会社の同僚のお母様、3回目は、盛岡の叔父です。
会社の同僚のお母様には、旅先からよくおみやげを頂戴しました。お会いするたびに、明るい風を頂いた気がしました。今にも起こしたら起きそうなお顔が、切なかった。いつも良くしていただいたお礼を言えないままでした。
3.11以降親戚一同、誰とも連絡が取れず、やっと3.13の夜に電話でつながったのが、盛岡の叔父でした。「親族で私だけ生き残ったのかもしれない」と思うぐらいの切羽詰まった状況で、泣き出してしまった私を、電話先でずっと励ましてくれました。その後、安否が分かったあと、お礼も言わずにここまで来てしまったことを本当に悔やんでいます。まさに、後悔先に立たずです。叔父とは血がつながっていませんが(母の姉のだんなさま)小さい時から、いろいろ気にかけてくれ、本当に優しくしてもらいました。
母に今後の対応について相談すると「自分がお見送りしたいということをやりなさい」とのこと。「人それぞれの送り方があるし、その人との思い出はそれぞれなのだから、自分で決めなさい」と。これで少し心のもやもやが晴れました。
2011年、突然人はなくなるものだと知りました。入院などしてなくなるのでれば心の準備もできるのですが、突然のことだと呆然としてしまいます。人は突然死ぬものだからこそ、誠実に生きていきたいと切に思いました。生かされている人間として。