江青日誌

夢は野山を駆け巡る

41日間、スティ岩手して、盛岡と釜石からリモートで働いてみた。許されるならば、また行って働きたい。

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 母の術後の生活を手伝うのために、県内自粛を含めて41日間、岩手県に滞在しました。3.11のときには、選択肢するすべがなかったのですが、緊急事態宣言直前に、会社がフルリモート勤務となり、実現できたことです。会社に感謝!

 
どこに行っても密がない!
総務省の統計では、岩手県の人口密度は1平方キロメートル当たり83・8人(平成27年時点)で全国2番目の低さ。
これがコロナゼロ県の理由の一つだったわけですが、どんなに気をつけても、すぐ密になる首都圏と違い、実際に行ってみると、岩手は、本屋に行っても、列車に乗っても、街を歩いていても、ショッピングモールに行っても、外食しても、密になることがありませんでした。ゆとりがある!
また、盛岡も釜石も、駅から10分歩けば、鮎を釣っている人がいる川が見え、広い空、山が見えたりと、視界の中に自然がすぐあるところが、素晴らしかったです。

 

「インターネットの電波」と「話せる場」を求める旅だった
岩手県内の医療機関は、県外者から来た人は2週間の自粛を経ないと面会をさせないのが基本ルールらしく、見知らぬ街「盛岡」で、StayHotelをはじめました。
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昼間は、東京の職場やお客様とのリモート会議が多く、インターネットの回線の太さが、仕事になるかならないかの境目。一番初めに予約したホテルの電波が貧弱で、途中でホテルを変わりました。どのぐらい貧弱だったかというと、スマホで、GmailYouTubeが見れないぐらいorz。
2つ目の宿は、新しいホテルならばきっと大丈夫だろうと、2019年にオープンしたところを選んだらビンゴ!ストレスなく入れるようになりました。どちらの宿も、コロナ禍でホテルの利用者が減っているらしく、通常価格の1/2から2/3ぐらいの料金で宿泊が出来ました。今後のことを考えると、電波の補強を切にホテルサイドにお願いしたいところです。
 
さて、2週間の自粛が終わったぐらいから、地元の人達の雰囲気を知りたくて、スタバなどで働いたりしましたが、何より良かったのは、地元のシェアハウス!

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盛岡のBUNBOさんでは、YouTubeライブを実施させていただき、釜石のCoba Kamaishiさんでは、5日間、ドロップインで働かせていただきました。どちらも、古い建物をリノベし、おしゃれで心地よくデザインされています。会社の人とリモート会議をしていると、鳥の声が聞こえたり、シェアハウスが素敵だったりで羨ましがられました。また、見知らぬ地元の方々の立ち振舞や声などを感じながら働くのは、一人で働いているときよりも気持ちが上がる自分がいました。場に力をもらい、仕事をできていたように思います。
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逆に、盛岡で「岩手からだと東京開催の勉強会にはいけないけれど、リモートだと勉強会に入れるようになってよかった」「岩手は四国と同じ大きさなので、出張をやめて、リモートでの打ち合わせで良い場合も出てきてありがたい」という地元の方の声を聞きました。こうやって、コロナの感染者が少ない岩手内でも、働き方も変わっていくのだなとしみじみ。
 
食べ物もどこに入っても安くて美味しくて。お客様に安心して入店していただきたいという思いから、対策をばっちりしているお店が多く、頭が下がる思いでした。
 
岩手スティの間、復興支援で出会った人たちや、お世話になった先生、同級生たちが、気にかけて誘ってくれたおかげで、寂しくなく過ごせました。話をしていく中で、40年ぐらい自分の中で消化できずにいた強い土地に対するわだかまりを、思いがけなく手放すことが出来たのです!ずーっと恨んでいたのに、こんな事があるなんて!長く生きていると良いことがありますね。感謝の気持でいっぱいです。

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そんなわけで、岩手からリモートで、働ける時代になったことを体感した時間でした。コロナ禍のルールの解釈で、至るところで起こっている分断を感じつつも、岩手の人たちが受け入れてくれるのであれば、そして、会社や主人が許してくれるのであれば、是非また、母の様子を見に釜石に戻り、リモートで働きたいと思います!
 
もちろん、地元が岩手で無い方でも、健康である方ならば、気軽に行き来できる環境になりますように!岩手県以外の方との交流、、、双方にメリットだらけだと思います。そのためには、岩手県内の空き家を簡単に借りれる仕組みや、シェアオフィスに宿泊施設がついている合宿できる場所など、ワーケーションが気軽にできる場所が増えるといいな。
 
東京から盛岡まで新幹線で2時間ちょっと。
是非!この機会に、岩手サイドでも検討が始まることを期待!