江青日誌

夢は野山を駆け巡る

「デブサミ2017」ITエンジニア本大賞のプレゼンでノックアウトされた件 #devsumi #itbkawd

デブサミ2017たくさんのご参加ありがとうございました。もう中の人を卒業して、ばあやぐらいしか参戦していない私がお礼をいうのも何なんですが、来ていただいた方々、皆様お楽しみいただけたでしょうか?これからのご自身の活力アップのネタ、仕込めましたでしょうか?

さて、私自身、今回とても心動かされたセッションがありました。それは、ITエンジニア本大賞のプレゼン大会です。このアワードの中の人ではあるのですが、とてもとてもすごく感動したので、この思いを忘れないためにblogをしたためてみようと思います。

まず、ITエンジニア本大賞って何っていう方にご説明すると、ITエンジニアのみなさんが、ITエンジニアにオススメしたい本を投票していただきます。その中のビジネス書、技術書で上位3冊のプレゼン大会をデブサミでやります。プレゼン大会に聴講していただいた方の投票結果で、ビジネス書大賞、技術書大賞を決めるものです。
2017のアワードは、主催者側が特に仕掛けたわけでもないのに投票数が3000を超え、かつ、Publickeyさんのエントリーも月間1位PV671はてブを頂いたほど、関心が高いものでした。このスクリーンショットが、皆さんの投票で選ばれたトップ10の書籍です。

6人の本を手掛けた方のプレゼンはそれぞれとても素晴らしく、どなたが賞と取られても納得感あるものだったのですが、中でも個人的に感銘をうけたのが、今回の技術書大賞を取られた『ゼロから作るDeep Learning』の著者である 斎藤 康毅さんと、『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』の編集者である 乙丸益伸さんのプレゼンでした。

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
思い出しただけでも涙が出てくるのですが、斎藤さんはリチャード・ファイマン先生の「作れないものは理解できない」の言葉にインスパイヤされて、提供されているライブラリなどを使わずに、自分でまさしくゼロから作ることにこだわった本を書かれたそうです。本書のまえがきにもこう書かれてます。

本書が目標とすることは、中身の分からないブラックボックスは極力使わずに、自分が理解できる最低限の知識から出発し、最先端のディープラーニングを作り上げることを目指すことなのです。そして、その作るという過程を通して、ディープラーニングについてより深く理解してもらいたいと思っています。

にわかに湧き上がった人工知能バブルの中で、この本は、エンジニアがエンジニアたる道を、自分で切り開くために書かれた正統派技術書でありバイブルだ!と思いました。何か勉強したくなる時に、我々出版社の人間は本で勉強してほしいと思います。いろいろな勉強手段がある中で、本を書くことを斎藤さんは選んでくれた!そして、この本の志の高さに技術者の人達は反応して、この本に1票入れたんだということに感動しました。個人的には、この本が出てきてくれたおかげで、AIコーナーの芯が出来た気がしています。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
もう一人の乙丸さんは、本の8割が増刷されているという敏腕編集プロダクションの代表だそう!中島さんのすごい経歴を存じ上げずに、中島さんのブログを読んで「こんな働き方があったのか?!」と滝に打たれて(滝に打たれたとおっしゃってませんでしたが、衝撃を受けて)本にしようと思われたそうです。ビジネス書の編集者は、自分の出した本の実践者であるべしという考えをお持ちで(この志の高さもスバラシイ!)編集プロファクションとして独立してからほぼ6年間、土日も休みなしで、大好きな旅行中もいつも仕事をしているほど、ずっと仕事に追い立てられている人生を過ごされていたのが、本にかかれている中島メソッドを実践し、2016年は年内に仕事納めが出来、年始はちゃんとお休みをとられたこと、土日のどちらかが休めるようになってきたこと、なんと3月には半年の休みを取り世界一周旅行に出かけること、休みを取るようになってからの方が、売上も伸びたとのことをプレゼンしてくださいました。


「言うは易く、行うは難し」といいますけど、お二人とも志が高いけど謙虚で、作り出すだけではなく実践しているところに、とても感動しました。
我が身を振り返り、同業者として羨ましいし情けない気持ちもないわけではないのですが、とにかく、エントリーされた本を手掛けた方々のプレゼンは、多様性があり、エキサイティングでした。投票してくださった皆さんの審美眼のスバラシイさを実感させられた時間でもありました。

選ばれし本たちは、これから全国の書店さんやWeb書店さんで「ITエンジニア本大賞フェア」として展開されていきます。見かけたら、ぜひ手にとって見てください!きっと、あなたの人生の杖になってくれるんじゃないかなと思います。(ちなみに、このblogも思い出しながら泣きながら書いてます。なんですかね、この涙)

投票してくださった皆さん、プレゼン大会で特別ゲストで出演いただいた、日本一コンピュータ書を売るジュンク堂池袋店コンピュータ書担当の阿部さん、IT業界の生き字引 スマートニュースの藤村さん、昨年度ITエンジニア大賞を取られた『プログラマ脳を鍛える数学パズル シンプルで高速なコードが書けるようになる70問』の著者 増井さん、今回もスムーズな司会をしてくださった 高柳さん、プレゼンしてくれたみなさま、どうもありがとうございました!こんなに集中してプレゼンを聞けたのも、アワード事務局のみんなのおかげです、感謝!

それでは、今年も11月ぐらいに投票が始まりますので、ITエンジニアのみなさま、サイトオープンしたら清き投票よろしくお願いします!

ITエンジニア本大賞2017の結果→http://www.shoeisha.co.jp/campaign/award/2017/result
ITエンジニア本大賞フェアを開催してくださる書店さま→http://www.shoeisha.co.jp/campaign/award/2017#special

小さな図書館を作ることになった


Little Free Libraryの記事を見てからはや3年ぐらい。

2009年にウィスコンシン州のハドソンという田舎町で始まり、世界最大規模のマイクロ・ライブラリーに成長した 『リトル・フリー・ライブラリー』。
トッド・ボルさんが教師で本好きだった母親をしのんで、近所の人たちと本を交換できればと、家の前に巣箱型の本箱を設置して本を置いたのが始まり。無料で、何冊借りてもよく、返却期限もなく、誰でも自由に借りられ、誰かとシェアしたい本を寄贈するシステムはコミュニティにすぐに受け入れられ、今年4月の時点で全米50州・世界70カ国以上で2万5千ヶ所以上に設置されているそうです。「誰でも無料で自由に借りられる Little Free Library」より引用

それぞれの人達が作った本箱を見るのも楽しく、読んでいて無性にワクワクしました。旦那さまにオリジナルの本箱を誕生日におねだりして、1年ちょっと。もう少しで図書館の箱ができる予定!日々の中で、選書したり、仕組みを考えたり、地味にわくわくしております。

  • そもそもの思い
    • 今住んでいる地域の人とさり気なく交流したい。
    • 子どもが本を読む習慣を作るお手伝いをしたい
  • 想定利用者
    • 子どもとその親の世代
    • すぐそばにある高校の学生さん達が帰りに手を取ってくれたら嬉しい
    • 本当は一番たくさんこの地域に住んでいる60代以上の女性もターゲットにしたいが難しいか
  • 運用
    • 月に1回本を入れ替える
    • 週に1回程度、箱庭図書館の中の写真を取り記録する
    • 本にハンコとかカードとかは入れずに、適宜読みたい本を持っていってもらって、適宜返したい本、借りた本を返さなくてもじゃなくてもいいので、置きたい本をおいてもらう
    • 書きたい人用にノートを置いておく
    • 追加の本は、できるだけ本屋さんで購入する

このぐらい運用でやってみようと思う。自分の本の感想を書いた紙を貼ったりしているやり方もあるようだけど、恩着せがましいのでやめとこうと思う苦笑。場所は、使っていない我が家のカレージ。ゆくゆくは本を読めるような椅子も置きたいと思っている。
名前は、暫定で今のところ「箱庭図書館」にするつもり。小さい子どもが読めないということと、同名の小説があることが引っかかっているが、基本的に、このまま行きたいなと思っている。どうでしょうか?
一度の熱ではなく、継続することを目標にやっていきたいと思います!

Merry Christmas! & Thank you for a lot of love!


2016年のクリスマス、皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、お陰さまで、本日12/25に50歳になりました
今年だけは、私と時間を共にしてくださった方にお礼を直接言いたいと思っていたところ、血のつながっていない妹である荒井千恵ちゃん達がボールを拾ってくれて、12/18(土)の夜、ステキなステキな生誕祭を企画運営してくれました。師走の土曜日の夜にも関わらず沢山の方に参加いただき、お陰で、懐かしい人達と時間をともにすることが出来ました。漆原さんの乾杯の発声や、雄介くん、ぱんちゃん、河村さん、和田さん、なおとさんのLTのプレゼントなどを聴きながら、みなさんの心のなかに、どれだけ、デブサミが今でも生き生きとした記憶の中にあることを知り、私自身が忘れかけていた、あの時のヒリヒリとした熱情を思い出すことが出来ました。
群馬の大学を出て、就職のため東京に出てきた時、東京で知り合いと呼べる人が、妹一人でした。お酒の醍醐味も社会人になってから。生きることにどちらかと言えば執着がなく、何も役割を担っていない中で生き続けることが辛く、無知で、自分を持て余していた大学までの私。
失敗もたくさんした。迷惑も心配もたくさんかけてきた。謝りたいこともたくさんある。そんな私が、自分が歳を重ねることを良しと思えるようになったのは、きっと、仕事やお酒の席で、素敵な人にたくさん出会い、いろいろなことを教わり、自分でやりたいと思うことをやるのではなく、人から与えられた課題を取り組む中で、人の関わりの中で成し遂げていくことや、年を取ることで見えてくる風景が見えたからだと思います。
とにかく、もっともっと自分が見たことのない多様な価値観、多様な文化、多様な知識を味わいたかった。その先に何があるか、味わいたかった。インターネットが出てきてそれがどんどん加速してく時代に生きた来れたことも、大きな喜びでした。
今回、わがままを言って会を開いて頂き、沢山の人に祝っていただいたことで、心が満ち、次の10年の自分への宿題も見えてきたような気がします。女の人生は100年はあるらしいので、折り返しを過ぎたばかり(汗。これからが、人生の中盤戦後期に入ったとすれば、ますます、若い人にチャンスをもっと与えられる人間になることを目標に、自分も楽しみながら精進していきたいと思います。
岩切晃子生誕祭のスタッフをやってくださった:荒井千恵さん、永瀬美穂さん、嵩原 將志さん、小野雄太郎さん、鍋島理人さん、ありがとう!生誕祭に来てくださった方、心を寄せてくださった方、本当にありがとうございました!お父さん、二人のお母さん、やっとむさん、やっトムさんの妹さん一家、東京に来る時一緒に住もうと言ってくれた我が妹にも感謝!
最後に、正統派クリスマスソングをレコメンド!よいクリスマスをお過ごしください!

50歳になる前に旅に出た〜2016年夏をふりかえって-釜石、瀬戸内

2016年の冬、私は50歳になる

正直、小さい時体の弱かった私が、50歳まで生きているとも、働いているとも思っていなかった。あまり歳の区切りで何かしようと思わないタイプなのだが、今回は、高校の同窓会の幹事をやった。50代になるとポツポツ人が死んでいく。人は平均寿命で死ぬわけではない。3.11を経た我が同級生たち。死が突然に周りに起こることを痛いほど知っている。元気なうちに、同級生に会いたかったのだ。
私が開催の主旨を説明し、一人ひとり小さなホワイトボードに同級生向けにメッセージを書いてもらった。「90歳まで生きる」「死ぬな」「足腰ちゃんと生きていこう」「釜石最高」などなど、飾り気のない前向きなメッセージが並んだ。仕事にかまけて準備が遅れてダメダメな仕切りの同窓会だったけど、生まれた時から同じ時をほぼ過ごしてきた人達が放つ、なんともいえない明るさに元気をもらった。そして、釜石が変わっていくさまをこれからも見守り続けたいと思った。

本来であれば、9の歳にインドに行っていたのだが、今年は思うことがあって行かないことにした。その代わり、その後、若い友人に誘われて、瀬戸内国際芸術祭に行った。今回は、豊島、犬島、小豆島、男木島、女木島を回った。芸術祭の感想はおいおい書くとして、その時感じたことは、私は、釜石を出てからずっと旅をしているような気持ちで生きている。もちろん、東京に家があるが、出稼ぎ労働者である意識が強く、仕事を終えたら東京ではない何処かで暮らすことをいつも考えてた。でも、心の何処かで、釜石や東京ではない場所が気に入り移り住んだとしても、そこが安住の地になるかというとそうならないように思っていた。男木島を訪れて歩いている時に「安住の地をさがすのではなく、旅のままでいい」と啓示が降りてきた。つまりは、根無し草でいいのだ。そう思ったらとても心が軽くなった。

39歳のインド旅行で「過不足なく自分を社会の中で使いきって死にたい」と思った。それにプラスして「旅のまま死ぬ」という啓示。実際問題そうするかは置いておいて、今回の旅で、私はますます生きているのが、歳を取るのが楽しみになった。何時の世も「旅は道連れ 世は情け」である。そして、2016年の夏、私の旅はまだまだ続くのだ。

CodeZine Book『 デベロッパーのキャリアと働き方を語ろう』番外編〜 特別対談「社会をハックするために必要なこと」番宣#A7



あなたは、真の社会的ハッカーを見たことやお話したことがありますか?私の今日イチ(というか最近のイチオシ)な方は、『Hello Ruby(邦題:ルビィのぼうけん)』の著者のリンダ・リウカスさんと、昨年 Increments (Qiita運営元)に転職された、Hack For Japanの及川卓也さんです。この二人の共通点は、どんなタフクエスチョンを人や社会から投げかけられても、状況を一歩進める解を提案し実行していること。そして、へこたれないこと笑。
そもそも、社会をハックするために必要なことってなんでしょうか?もっと、そもそもな話として、社会をハックするってどういうことでしょうか?私は社会的ハックとは、社会にパッチを当てることなんじゃないかと思っています。社会的ハックは、大小あれど、やりづづけること、継続することが一番大事なこと。及川さんとは、私が勝手に知っていた時期から20年来の知り合いですが、及川兄さんはずっと、技術の進化を否定する人にも、静かなほほ笑みを持って前に物事を進めてきた印象を持ってます。WindowsNT Sereverの初代PMの頃、ご飯を食べている時にもバグの報告を楽しそうにしている人に取り囲まれながら、一人淡々としている及川さんを見て、この人はこの状況をいままでもこれからもやり続けるのかと思ったことを覚えてます。リンダさんも新経団連サミット2016のパネルディスカッションで、聞いている方が苛々するようないらちな質問とも不平不満をぶち開けているだけにも取れる問に、静かな明るさを持ってバッサリ斬ってましたっけ笑。
デブサミで、いい人やすごい事例やかっこいい話を聞いても参考にならない」という声から、ストレートにまじすごい人セッションを企画するのを躊躇してきたのですが、そんな二人の振る舞いを見て、リンダさん独身最後の来日である今回、やってみようと思いました。
「技術の進化を否定する人との付き合い方」「(変化を起こそうとするときに遭遇する)タフな状況を乗り越えるには?」「「まずはやってみよう!」という精神を持てるのはどうして?」など、お聞きしたいと思っています。どんな時でも一歩を踏み出すヒントが貰えるようなセッションを目標に初モデレータ業ろうと思います。自分で自分のハードルを上げました!そんなわけで、ご来場お待ちしております!
*本セッションは、逐次通訳でお送りいたします。

Developers Summit 2016 Summer 共創―デジタルトランスフォーメーション時代に繁栄するために―
会期 2016年7月29日(金)10:00〜18:20 (受付開始/9:30)
会場 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
    〒101-0062 東京都千代田区 神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ2F
セッション概要はこちら!→http://event.shoeisha.jp/devsumi/20160729/session/1118/

番宣その2:及川さんが及川さんとしてどういうふうに形成されたのか、赤裸々なインタビューは、こちらに掲載されています
ただいま、Kindle様の勝手セールが実施されているようですので、この機会にこちらもぜひお買い求めください!
『デベロッパーのキャリアと働き方を語ろう vol.2 』

とてか04に参加して #toteka


とちぎテスト会議04(通称:とてか)の恐れ多くも招待講演に選んでいただき『会社をHackしていたら出版業界をHackしていたでござるの巻』と題して発表させていただきました。
エンジニアでもない私の話が、聞いてくださった皆さんにお役に立てる話だったかどうかは、よくわかりません。書籍販売の部署に移動してから私の杖だったのは、デブサミやHack For Japanでエンジニアの方々から教えてもらった、大きな課題が出てきた時に我々はどういう態度で対峙すればいいのか?ということを、感謝の気持ちを込めて伝えたくお話させていただきました。(本当はあの場に立つこと自体、震える思いでしたが)生いところを除いた公開版をこちらにおいておきます!
私の話を置いておいて、とてかはとても気持ちのいい場所でした!そもそも、とてかは、デブサミにおいてのTDDの炎上をきっかけに始まった伝説の地。そのエピソードと新緑の那須それだけでもぐっときますが、とてかスタッフの皆さんの暖かさ、バランスの良さが気持よく、参加している方々が醸しだす場の雰囲気もよく、自然と人間の両方に癒やされました。
普段依頼する側の人間なので、依頼される立場の人間が何を考えるのか、それに対するとてかの方々のケアも勉強になったなー。まあ、こんなことがなかったら、きっと深いところまでお話をすることがなかった人達に今回は出会うことが出来ました。
発表も面白かった!椎葉さんのチームの話は哲学的かつ実践的でもっかい聞きたいです!みわさんのテストする側が何をかんがえているのか、米澤さんのコードの作戦の話(コードにも作戦があるのかって思いつつ聞きました)、やっとむさんの話は、椎葉さんの話の続きみたいで面白かった(予定調和的な何かに思えたけどきっとちがうんでしょう笑)、こういちさんは永和の伝統芸っぽいプレゼンで元気が出ました笑。@Kazu_cocoaさんの話は、生々しくてこういうプレゼンもありかと勉強になりました。パネルディスカッションはパネラーの皆さんの日頃の鍛錬が見え隠れしたはなしっぷりが面白かったです。でも何よりも、@track8の「かえりみち」にやられました。生でお届けできないのがとても残念です。個人的には、とてか04全ての話を上書き保存されたような破壊力でした。
とてか04、ほんとうに楽しかった!とてかのスタッフの皆さんに本当に有難うございましたと伝えたいです。誘っていただかなければきっと一生行かなかったでしょう。次回は参加者として是非参加したいと思います!
(スライドが小さく貼れなくて恥ずかしい)

コンピュータ出版販売研究機構(CPU)の会長に就任することになりました

今でも夢なんじゃないかと思ったりするんですが、マイナビ出版の滝口社長に推挙いただき、4/1からCPUの会長に就任しました。CPUの活動をご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、CPUの設立の経緯を引用させていただきます

コンピュータ出版販売研究機構」は、 1989年11月設立の「コンピュータ出版販売研究会」がスタートとなります。コンピュータ書販売のインフラ作りと販売効率の向上をめざす出版社が集まり 結成されました。
設立当初、書店店頭にはコンピュータ書というジャンルはなく、主に「電子情報」の棚にまとめて置かれていました。急激なパーソナルコンピュータの普 及に合わせて、コンピュータ書の新刊発行点数も圧倒的に増加するという状況の中で、早急に書店店頭でのコンピュータ書の整備の必要に迫られました。
会が真っ先に取り組んだのが、棚分類コードの確立でした。混乱した棚の整理と、誰でもきちんとジャンル別に商品を配列ができるように、関連出版社に 働きかけて、分類コードを理解し採用してもらい、売上スリップに表示することを徹底し、かなりの社にご協力いただきました。(現在約8割の出版社で採用さ れ、業界のスタンダードになっています)全国の書店様また取次社様には、主要都市で説明会を開き、趣旨を理解し有効利用していただけるよう働きかけをしま した。

このような先達の活動のお陰で、書店店頭にコンピュータ書の棚を確立することができました。今読んでも、ありがた過ぎてぐっときます!
コンピュータ書の売上規模やラインナップを見れば、インプレスさんや技術評論社さんから会長をご担当されるのが順当だと思います。それでも長年会長を努めていらっしゃった滝口さんからのご指名とあれば、お断りできるはずもありません。
実は、私、学級委員長とか生徒会長とか、長のつくものってやったことがなく、今回がはじめてなんです(ガクガクブルブル)そして、リアルであった方はよくご存知だと思いますが、口が悪く、出版業界に移動してきて日が浅く、そんな自分自身がこんな役職につくなんてとそれこそ、かなり迷いました。それでも、お引き受けした理由は、先行き不透明な出版業界の中で、情報を得るのも1社より利害を同じくする会社でまとまっていたほうが得やすいことをCPUから教えてもらっていたこと、書店様や取次様より、CPUの活動の成果物である「棚分類コード」「増倍マニュアル」を高く評価してくださっていること、そして何より一番自分がやってみたいこととして、書店営業人材育成を自社だけではなくCPUの枠組みを使って実現したいという思いがありました。
そんなわけで、微力ではありますが、2年間限定でやってみようと思っております!就任したといっても、4-6月は今までの引き継ぎなどあり、実際にCPUの活動で新しくリリースできるのは7月ぐらいからになりそうではありますが、始めたことでどんなことが起きるのか、起こらないのか、今からとても楽しみです。また、CPU活動に対するご提案などあれば、ぜひぜひお聞きしたいのでご連絡をお待ちしてます!どうぞよろしくお願いします!