江青日誌

夢は野山を駆け巡る

釜石

父の遺言は「震災と戦災は語り継がなければならない」そんなわけで 『かまいしの昭和20年ー艦砲射撃を生き延びて』を8/9復刊します!

「戦災と震災は語り継がねばなんねんだ」 ■書誌情報 ■お取り扱い書店(2021年8月6日現在) 釜石市 盛岡市 オンライン 「戦災と震災は語り継がねばなんねんだ」 私は、東京で中堅出版社に勤めています。 伝える力を持っている人に「本を書きませんか?」とお…

3.11に寄せて

あの日から10年 あっという間だった気もするし、もう、30年以上前のような気もする。 この間、私が何か、地元に貢献できたことがあるとすれば、釜石出身東京在住者として、東京で被災地に関心がある人達を、被災地ツアーを仕立て、ホテルがないときは我が家…

41日間、スティ岩手して、盛岡と釜石からリモートで働いてみた。許されるならば、また行って働きたい。

母の術後の生活を手伝うのために、県内自粛を含めて41日間、岩手県に滞在しました。3.11のときには、選択肢するすべがなかったのですが、緊急事態宣言直前に、会社がフルリモート勤務となり、実現できたことです。会社に感謝! どこに行っても密がない! 総…

「戦後70年に想う かまいしの昭和20年 - 艦砲射撃を生き延びて」

父が「戦後70年に想う かまいしの昭和20年 - 艦砲射撃を生き延びて」と題した小さな冊子を8/6に刊行しました。 長崎の原爆が落ちたその日に、釜石では2回目の艦砲射撃が落ちました。当時、戦争も終盤でもうすでに空路、海路は塞がれていました。外からの補給…

地域の防災訓練に初参加!

今日は、住んでいる杉並区の自治会の防災訓練に初参加してみました。 この地区は、神田川が溢れ、災害がたびたびおこっているためと、木造住宅が多く道が狭いため、火災が一度起きたときに大災害につながるリスクが高く、かつ、環七が封鎖されるような災害が…

「さんてつ」を読んで初めて三陸鉄道の再開の意義を理解した。

さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 (バンチコミックス)作者: 吉本浩二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/03/09メディア: コミック購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (25件) を見る私は岩手県釜石市の生まれなのですが、三…

復興支援食べ歩きしてきました!

1/14-15に、三陸ライフ応援し隊の岩手側のキックオフミーティングがあり、釜石に帰りました。復興していく釜石。お店もたくさんリスタートしてました。 洋食のあべ あおば通仮設商店街の一番左側の棟の1階にあります。隣は大連さん。大連のご主人は残念なが…

2011/12/31「火の車」の提灯に火が灯りました

2011が終わろうとしている12.31の夜22時、紅白を見ている途中に、火の車に年末の挨拶に行こうということになりました。家族全員でお邪魔したところ、火の車の提灯に火が灯っていました!今日から正式に店をオープンしたとのこと! 火の車は、あんべ光俊さん…

仮設ネットカフプロジェクト着々と進行中!

遠野まごころネットで開催したHack For Iwate Vol.1で、インターネットを使って語るための場所を作る「仮設ネットカフェプロジェクト」を開始して以来、@リアスの鹿野さんと遠野まごころネットの高橋さんとHack For Japanのメンバーで打ち合わせを重ねてきま…

三陸ライフ応援し隊2011年、活動報告会&忘年会を開催しました!

3.11をきっかけに、東京から三陸に沢山の方々が心を砕いて下さいました。例えば、遠野まごころネットさん経由でボランティアに参加された方は、11月末現在延べ5万人だそうです! 三陸を支援していた方々と共に、活動の報告を聞きながら2011年、お互いの労を…

釜石に行って帰ってきました

id:yachの運転で東京から4/25の深夜に出発。仙台のお取引先を回り、妹のところに1泊、その後釜石に入りました。実家界隈で起こる、もろもろの用事を足した1週間となりました。多分ここで釜石に帰って親の側にいなかったら、きっと私は一生後悔したと思います…

アマゾンに「浜千鳥」と「仙人秘水」を!プロジェクトやってます

今回は、GWを早めに休みに入らせてもらいました。4/14に、自分がGWで何が出来るか考えたくて、0泊2日で釜石〜大槌までの街を見て回りました。空爆が落ちたかのような瓦礫の風景が、パノラマで続いていました。テレビやネットで見ていて、ある程度想像が出来…

母に自転車をプレゼントして頂きました

私の友人が、父母に何かプレゼントしたいと申し出てくれました。母に聞いたところ、ガソリンを出来るだけ使いたくないので、自転車を買いたいとのこと。注文していた自転車が先日届き、プレゼント頂いたみゆきさんから名前を頂いて、これで釜石の町を走り回…

津波との戦いに勝つ日が来ることを願う

私の曾祖母は、明治の三陸津波で彼女1人だけ生き残りました。当時14歳でした。釜石の石応寺には、その時無縁仏になった方々を祀っている仏像があります。 その後、昭和の三陸津波、連合国軍艦隊が岩手県釜石市に行った2度の艦砲射撃、チリ地震津波と、そのた…

魚市場に打ち上げられた船

父がおくってくれましたのでアップします。震災前から風邪を引いていたため、怪しい形相ですみません。 釜石の同窓会情報では、瓦礫の撤去と海や道の整備まで避難されている方の生活の保護で、国の予算はおしまいだろうとのこと。つまり、インフラ整備までで…

釜石南高校同窓会における東日本大震災の被害地「釜石」を支援する会に参加してきました

こんな時だから、釜石にいる幼なじみと会いたいなと思い、連絡をとってみたところ、たまたま釜石南高校同窓会集まりが緊急で開かれるとのことなので、二人で出かけてみることに。正直、行って逆に色々ショックを受けて帰ってくることも想定してたのですが、…

佐川急便が「営業店止めサービス」のみサービス開始!

平塚に住む叔母から缶詰などが、佐川急便のこの営業店止めサービスで届いたそうです!佐川急便から電話が釜石の自宅にかかってきて、受け取りに行ったとのこと。親戚と分け合ったとのことです。ありがとう!佐川急便!ありがとう、隆子おばさん! 3月20日 15…

一部普通郵便が届くエリアがあります

母に頼まれたものを、木曜日の朝、日本郵便の普通郵便で送りました。今朝届いたそうです。被災地へは、ゆうパックはまだダメで、通常郵便のみ配達可能なエリアがある状況です。通常郵便は、1つ4キロまでの制限がありますが、4キロあれば色々送れますよね。ち…

3/19の実家の状況:ドコモが一部サービス復旧

NTTドコモが東北地域の7エリアに移動基地局車を設置してくれました。その中にわが町もカバーされていたため、今日は携帯から父母と話をしました。前回の電話よりも、声のトーンが落ち着いて安心しましたが、お世話になった方々が、たくさん亡くなってい…

3/17の実家の状況:父母と電話で話せました!

昨日は、実家に電話が通じ、父と母、大槌町赤浜小学校に勤務していたいとこと、それぞれ電話がかかってきました。電話で話をしたら、ほっとして、日記を書かずに、寝てしまいました。旦那さんに言わせると、バタンキューだったそうです。毎日書くと書いてお…

被災者の家族として、役に立ったこと役に立たなかったこと:3/15編

被害者の家族として、消息を探すのに役に立ったことたたなかったことをまとめました ■前提 出身:岩手県釜石市 家族 釜石在住:父母・叔母・いとこ家族1 宮古在住:叔母・いとこ家族1 盛岡:いとこ家族2・叔父 仙台:妹家族 東京:妹夫(単身赴任)、いと…

本日の実家の状況:3/16:父を見かけた方現れる!

本日、釜石の実家の隣家の藤原さんが、息子さん(同級生)に元気だという電話をくださった際に、「潤さんは風邪を引いていたけど元気そうだった」とお話ししてくださったそうです(w。いつもまめに連絡をくれる父ではなく、母から生存の連絡があったのはなんで…

実家の情報:3/15

リソース元が定かではないのですが、大槌町赤沼小学校に勤務していたいとこが個人の方の家に避難していたことがわかりました。これが本当であれば親・妹・叔母叔父・いとこ全員無事が確認できました。ご心配かけました。 http://twitter.com/#!/challengeiwa…

実家の状況:3/14

ご心配かけましたが、父母、叔母夫婦の無事を確認しました。暖かいメールをたくさん頂きました。ありがとうございます! 岩切潤[父]3/11 15:19にメールで無事を確認。その後連絡とれておりません。3/14 13:00母からメールがあり無事とのこと 岩切久仁[母]3/1…

人の心が目にしみる

mixiさんに感謝! だいぶ昔に作ったmixiの釜石コミュにおいて、不明者情報を求む方や、テレビや県から出てくる釜石の情報などを、みんなで投稿をしています。ツイッターよりmixiでという人も多いようです。投稿している人は、故郷を離れている人たちです。こ…

実家の状況:3/13現在

いろいろな方から、実家に対して心配頂いているメールを頂戴いたしました。少ない情報から推測するに、釜石の私の実家は、海から離れているため、それほど被害が大きくなさそうです。ただし、ライフラインが切断されているため、現状、父母や連絡が取れませ…

久々の帰省:夢は野山を駆け巡っていた!

「デブサミが終わったら帰ってこないか?」という親からの誘いにのって、この週末、釜石に帰ってきました。年末年始やお盆、GWか、冠婚葬祭発生時に帰っているため、何てことない日に用事もなく帰るのは久しぶりのことです。普段は親戚の挨拶をして終わるの…

希望学のインタビューを受けました

先日、東洋大学の学生さんによるゼミのインタビューを受けました。数年前に、私の生まれ故郷、岩手県釜石市を題材に、東大の社会学研究所が、希望学の大規模アンケート調査*1を行ないました。釜石は、町の発展と衰退が短時間に訪れた珍しい地域であることが…

実家から物資が到着

帰ってきて食べ物がないだろうと思ってくれたのでしょう。釜石の母から、おせちやまぐろの半身など、帰国に合わせて、食べ物が大量に到着しました。今年は実家のおせちが食べられないと思っていたので、本当に嬉しかった。私の歳だと、両親が健康でいること…

久しぶりに帰省して思ったこと

シルバーウィークの後半、久しぶりに帰省しました。帰ってみて思ったのは、故郷の自然の豊かさと、親の無償の愛のありがたさでした。東京は、そして、ネットの中は、毎日変わっていくけれど、故郷の自然と親の愛は、まったく変わらないのがありがたいと思い…